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中央編:5

兄達があきれ顔で殿下達と対しています

「「毎度なぜ我々にかかわろうとなさるのですか?何の得にもなりませんよ」」

えっ!?

普段から殿下達の方から寄ってきているのですか?

「そう邪険にするな。そなたらの側は妙に落ち着くので心地良いのだ」

殿下は癒しを求めて兄達の元へ?

求める先をお間違いでは?

「「御身に降りかかる火の粉は御身で振り払い我々を盾にしないで頂きたい。特にルディが巻き込まれた場合は学園が大破するお覚悟を」」

げっ!

面倒事に巻き込まれていた!?

私も巻き込まれたくはないけれど破壊行動は不味くない?

私としては頼もしい限りで嬉しい

兄さん達大好き

「「それに既に単位も取得しておりますし領地からの未来の国の中枢を担う方々との面識を得るという課題もクリアしています。王立図書館にある領地にない必要書籍も取得済みですのでココにいる必要性はありません。ルディも課題クリアですし研究室への指導の方も別の者を手配すれば良いですから」」

言ってやったと素敵な笑顔な兄達

そうでした!

王族の方々と面識ができて課題クリア!!

あとは王立図書館と魔獣の素材を見たら私的な目的も達成

うわっ

6人ともオロオロしだしました

兄達は有言実行だって知ってるのですね

それなりに親密なお付き合いがあるのでしょう


自分以上に慌てている人を見ると冷静にになるって本当

前世での救急搬送騒ぎ

調子があまり良くなかったので食事ではビール1杯だけ

帰る前にトイレへ

お腹を壊していた訳でもないので普通にトイレへ行ったつもりがトイレから出てすぐに大変な状態になり救急車を呼んでもらうことになった

一緒に食事をしていた二人も同乗してくれたが救急隊員へ彼女は体が弱いんですと説明

救急隊員は血圧の上と下がほぼ同じだと言って何度も測り直していた

確かに虚弱だが救急隊員が気にしていたのは血圧なので虚弱を伝えても意味が無いような…

とても心配でオロオロしてくれていたと後になって考えれば簡単に理解する

心配された経験が無いので考えないと理解が及ばない

その時は辛すぎて意識を失い楽になりたかったが慌てふためいている様子に自分の事は自分で救急隊員の方へ説明しなくてはと意識を保つよう努めなければならなかった

後日ご迷惑をおかけしたお二人にはもちろんお礼とお詫びをきちんとした

その経験を友人にすれば「意識を失っていたら脳波等の検査をする必要が出て医療費が跳ね上がったのでは?」と言われ大した治療もされず医療費だけは高額請求されていたので頑張って良かったと当時の自分を褒めたのは本当のお話

定期的に受けている血液検査の時に担当医へ救急車での状況などを説明して原因を聞いてみた

疲れているところで気安い人と食事をしてアルコールを摂取しリラックスしていた時にトイレへ行った為、血圧が急降下したのではないかと説明された

疲れ過ぎてはダメだとは言われていたが疲れた後にリラックスし過ぎてもダメらしい

立ち眩みが頻発していなかったので疲れ過ぎでは無かったはず

ということはリラックスが命がけ…

困った体

開腹手術後、血栓予防の為に両足にエアーマッサージ機を付ければ一晩で柔らかい方のベットにもかかわらずお尻が真っ赤に腫れて床ずれしていた

術後、出血しても良いようにとシーツ下にカバーが敷かれていたためか全身汗疹だらけにもなった

看護士も驚いていた

今までの患者にはいなかったようだ

本当に内外共に弱い体


「盾にするつもりはないのだが確かに有象無象のやからに絡まれていることはすまないと思っている。だがそなたらも悪い。数々の優秀な武官達を簡単に返り討ちにし負け知らずではないか」

スゴイ!

さすが兄達

領地内でも強い方

1番ではないけれど

上には上がいます

「本当に強いので殿下の側近に欲しいくらいなのだが一人だけでも来ないか?私よりも強いので頼もしいのだが…」

ガッチリ系はやはり武官ですかフィデリオ様

自身より強い者を強いと言えるのも強さの証拠だと思います

そういう方は尊敬します

「武官としてだけでなく選択している文官としても医官としても大変優秀なのでそちらの方でも大歓迎ですわ」

婚約者の援護ですねアリシア様!

婚約者の鏡!!

盛り上がってるようだからコソッと抜けてはダメ?

ウルルも飽きたよね?

「「本当に…今後お気を付け下さい。落ち着いたらお茶席を設けてご招待いたします。それでは」」

ガッツリ逃げられないように兄達に両方の手首を掴まれ連行

逃げようとしたのがバレていた


「お茶になんて招待して良かったの?」

部屋へ戻りほっと一息お茶を淹れつつ先ほどの件を質問

あぁ~領地の温泉が恋しい

大きなお風呂でも良いけどゆったりまったりしたい!!

「「あぁ問題ない。殿下達も悪い方ではないのは分かるだろう?」」

それはもう兄達に恐れをなしてプルプルしてましたし

最初の緊張感もすっかりどこかへ飛んでいきました

良い事…かな?

「良いのなら私は助かります。中央のお茶もお菓子も美味しくないですから遠慮したいです」

不味い物は誰も食べたくありません

水だって領地から持ってきたものを飲食用に使用して浄水器の水も口に入れないようにしています

浄水器で少しは改善されたのですが本当に「少し」というレベルなので美味しいものに慣れている口には合いません

切実です

父が春の中央会議へお弁当やおやつ持参の日帰りにするのが納得です

「「それに図書館は納本制度があるので領地にはあまりない娯楽本も全て揃っていて楽しいと思うよ。好きだろルディは」」

さすが実兄!

バレバレです

娯楽本は領地にはあまりない

脳筋領民でも読書はすると思うのですが蔵書量は少ないです

「「あと情報収集がしたい。今年はチャンゴ王国の王女様ご一行が留学生として入学される。王子ではなく王女というのがキナ臭い。用心に越したことはないだろう」」

えっ?

なんですかそれ初耳です

一応の用心であって平穏な学園生活で問題無いですよね?

私は平凡な人生しか望んでいないのです


ところでウルルゥ~自分は無関係ってお菓子の海で泳いで無いで戻ってきてぇ~

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