中央編:4
ゾロソロ総勢6名
見るからに高そうな服装に洗練された立ち居振る舞い
貴族
普通平民から挨拶へ行くものでは?
何故来る
心の準備が…
前世以上にコミュニケーション能力は底辺
領地でも強面のイルさんが側にいるので同年代の子供達は怖がって近付きません
強面の人って優しい人が多いのに…
意外と甘党も多いです
見た目で損しています
密かにイルさん落ち込んでいたそうです
(ポー談)
私が一人オロオロしていたら兄達が前に出て挨拶がてら紹介してくれる
リカルド王子にその婚約者エヴェリーナ様
側近二人ライモンド様にフェデリオ様とそれぞれの婚約者リリアーナ様とアリシア様
何でいきなり大物!?
後光が差してキラキラしてるかもしれない
すでに人種が違うかも!?
離れたいというより今すぐ逃げたい!
ダメなのは分かっているので自己紹介しなくてはと覚悟を決めたら
「「こちらがオルディウスです。単独行動はさせません」」
って紹介された
えっ!?
兄達を見上げると美しい笑顔が…怖いです
「「ところで入学式はいかがされたのですか?」」
あれ?
私達は出席しませんでしたが終わったのでしょうか?
「終わった。それほど威嚇せずとも良いだろうに…」
細い方の側近その一
えぇ~と細い方がライモンド様でガッチリ系がフェデリオ様だからライモンド様だ
そのライモンド様が呆れたように教えてくれた
「そうですよ。可愛いと自慢されていたのですから気になりますもの。紹介してくださらないでしょうから突撃しましたの」
おぉ~王子の婚約者なら大貴族だと思うのですが上品な御嬢さん(当たり前!)といった感じなのに平民を見下したりといった感じはない
あっジロジロ見ないでください
兄達の後ろにそろぉ~っと隠れます
ご令嬢方が少し怖いです
「まぁ~本当にお可愛らしい。一緒にお茶でもいかがですか?オルディウスさん」
その二のガッチリ系の婚約者
えぇ~っと綺麗系のアリシア様だ
「あら良いですわね。もうお仕事は終わっているのでしたら皆様でいかがですか?」
ふわりと軟らかい系のリリアーナ様
でも勝手に話が進んでいますがどうするのでしょう?
身分差的にはお断りは出来ないですよね?
一応本日の予定は終わっています
兄達の表情を窺うが私には読めません
始終笑顔のまま
「「申し訳ございませんがルディは慣れないことに疲れておりますので私達とともに御前を辞させて頂きます」」
うわっ断った
確かに初対面でのスケジュール等についての説明に王族との初遭遇
イッパイイッパイなのは確かです
それに中央のお茶もお菓子も美味しくないので貴族と同席というだけでも嫌なので断ってくれるのは有難い
ポッケのウルルをモフリながら心を落ち着けます
現実逃避中
指を子猫の爪や歯でガシガシしています
眉間の所や耳の後ろをナデナデするとゴロゴロいってます
たまにザリザリと舌で噛んだ所を舐めてくれます
くっっか…可愛過ぎる!
「ルディという愛称ですの?可愛らしいですわね。わたくしもルディとお呼びしても良いかしら」
イヤイヤイヤ
未来の王子妃様に愛称で呼ばれるなんて怖いから止めて!!
私は一般小市民
「「ルディの愛称は家族だけのものですので皆様はオルとでもお呼び下さい」」
うわぁ~真っ向から断って新しい愛称が出た
兄達強い!!
ウルルもっと言ってやれぇ~って本当に好戦的
幻獣は珍しいので基本ポッケにインなのですが出てきそうです
私達以外には姿を見せないようにともお願いしていますが大丈夫かな心配
目立ちたくはないのだけれど…
「申し訳ございません。何分慣れないことが多く…」
俯いて顔を見ないようにしつつ
目は絶対合わせません
「「気にするなルディ!人の上に立つ身であるにもかかわらず思いやれない殿下達が悪い」」
本当に強気だけど王族や貴族に対して大丈夫?
「「学園では無礼講だ」」
「無礼講じゃない!!身分を問わないだけだ」
そうですよね
無礼講って宴席で使う言葉ですよね
しかし兄達よ
私の心の声を読み過ぎです
そんなに分かりやすいのでしょうか?
身分を問わず学園は学びたいと望む者に門徒を開いているので身分制度は持ち込まないし持ち込ませないとされている
しかし不敬罪とかはないのだろうか?
それとも仲が良いので許されているのか
見ているだけだったら面白い
私が絡まなければ…




