閑話:4
【味覚】
前世の記憶はあるけれど今生の離乳食から慣らされた為か醤油や味噌が恋しいとはあまり思わない
自然の恵みが豊富で森からもたらされる食材は意外と美味しい
前世の私が好んだ素材の味を生かす料理の数々
でも甘味系にアンコはない
前世で子供の頃は嫌いだったが30歳を超えてから好きになったアンコ
年齢とともに変わる味覚
子供の頃は見ただけで吐き気がしていたのに…
森では砂糖の実が採れる
乾燥させて粉末にすると精製前の上白糖のような甘味料
塩もある
森にある塩水が汲める井戸
海と繋がっている?
人が寄り付かない山々には地底湖が広がっていた
ウルルとの冒険で発見したというよりウルルに連れられ教えて貰った
幻獣の案内がなければたどり着けない場所
とても美しい情景に時間も忘れて見入っていたけれど潮のニオイがする
海と繋がっているのか海水魚のような魚と水産物が採れた
もちろん海水も岩塩も採取可能
授業で見せてもらった地図には森や山の向こう側は白紙で何があるのか誰も知らないのだと学んだ
中央を通り過ぎ南端の南領のみ海へと出られるらしいが国の周囲を船で回ろうとしても行けない
おそらく島国だろうと言われている
砂糖や塩、豆類と材料は揃っている
前世での簡単クッキング
面倒なことはしたくない私
カップ1の洗った小豆とカップ3の水を炊飯器へ入れ炊飯
炊き上がったら硬さをみて柔らかい方が好きなのでカップ1~2の水を追加して炊飯
炊き上がったら昆布茶を少々、お砂糖を好みで投入してしゃもじで豆を潰しながら混ぜて冷めるまで放置
ビニール袋へ入れ平たく伸べたらヘラで2~3センチ角に型を付けて冷凍庫へ
凍ったら板チョコのように型を付けた個所でパキパキと食べやすいサイズにして食べる
といったことをやっていた
貧血によくある氷食いだったのかもしれないが何でも凍らせて食べていた
甘いものが少し欲しい時に重宝した
米もあるので炊飯器のような魔術具もある
が、おこげが出来るのが問題
お祖母さんに貰ったエプロンとキッチン用品で準備万端に整えて厨房へレッツGO
一緒にお料理をするのは祖母と祖母のお友達の皆様
今までに、ちゃんと段階を踏んで練習しました
祖母のプレゼントは料理特訓へのお誘い
兄達も同じプレゼントを3歳で貰っていて料理特訓を受けていた
小さい体では上手にできないとこも多々ありますから
焦げ付きについて相談してアンコを作りたいことを相談
力説したつもりはなかったのだけれど興味津々の超お姉様の方々
甘さは砂糖の分量で調整できるのでお好みで
凍らせる魔術具もあるのでアイスバーを作ってみた
鍋やしゃもじに残ったアンコは洗うようにお湯で溶いてお汁粉もどき
無駄は出しません!
無いのが不思議なくらいで、ただ懐かしくて食べたくなって作ってみただけ
手軽で美味しい
乗せて、挟んで、包んで、お湯で薄めて、凍らせてとバリエーションもさまざま
お米やパンなどの炭水化物との相性もバッチリ
と年齢層の幅広く男性や女性に爆発的に広まるとは予想できず…




