96軒目 女同士の最終決戦
「あら、大成さん、いつの間にこちらへ?」
口車舞が大成に言う。
「すべりだい達が大成を探しているわ」
とバン・ナナが言う。
「ちょうどよかったわ。いい加減建築戦隊とは決着をつけたかったの」
とリン・ボン。
「でも、そちらの方が人数が多くて、不公平ね。そうね。女同士で戦いましょう。3体3で丁度良いどす」
と舞。
「わたしゃ構わんが、ここで戦うのは狭いのう」
と寛子。
「そうね、じゃあ、ちょっと失礼します」
舞と、ナナとリンは庄司ビルへ入った。舞は鍵を取り出して手を合わせた。庄司ビルが浮いた。そして周りの景色が、今までと全く違う場所になった。大きな湖があって、真っ暗な森で囲まれている。森の中に庄司ビルがある。
「ここは……?」
○○レンジャーは見回した。ちなみに一斗はまだ寝ている。
「庄司ビルごと、異世界に移動したの」
と得意げに舞は言った。
「いつの間に異世界設定?」
と大成。
「最近作ったんどす。ここはうちの生まれ育った近くの琵琶湖に似せましたのよ。負けたらこの湖にどぼーんどす」
舞はホホホホと笑いながら言った。
「うわ、なんだそれ」
と大成。
「ほな対決しましょ。 行くわよ。ナナ、リン」
舞、ナナ、リンは、一つの鍵にみんなで手を合わせた。
「建築戦隊 ウミサイドマリーナ」
舞達は、○○区の端にあるアウトレットモール、ウミサイドマリーナに変身し、湖の中央に浮かんだ。ウミサイドマリーナ全部の大きさはなく、本当のウミサイドマリーナの3分の一くらいの大きさのようだ。
「ああた達も行くじゃ」
「いい加減名前覚えてくださいよ。寛子さん」
○○レンジャー女性、寛子、レイナ、真由も変身した。
「建築戦隊 3階建て商業ビル庄司ビルX円ジャー」
庄司ビルに変身する寛子が敵前に立ち、
「建築戦隊 高層鉄骨マンションレーアントシティ一街区一号棟」
「建築戦隊 高層鉄骨マンションレーアントシティ二街区二号棟@まゆ」
レイナと真由二棟のレーアントシティが寛子の後ろに着いた。
ウミサイドマリーナには、お金持ちの人が買うボートが停泊している。リンはそれをすべて出向させた。何故かリボンも結び付けて。ボートは20台。
「うわーぶつかるじゃ」
寛子は慌てた。
「10階からの景色を見せる攻撃」
真由は自分の家から見える景色をボートに見せた。
「そんな攻撃効くどす?」
と舞。
ブクブク。ボートは転覆した。ボートはどうやら、ここは空だと勘違いして慌ててしまったらしい。
「なんということどす。次の攻撃、ショッピングフォームよ」
舞達は次の攻撃の準備をした。
「ショッピングフォームですと?」
○○レンジャーは不思議に思った。
「フルーツショップ ナナ」
「アクセサリーショップ リン」
「そして 着物の舞」
ウミサイドマリーナの中で、舞、ナナ、リンが輪になった。
「お買い物は ウミサイドマリーナにお任せ。アウトレットモールビーム」
着物とリボンとバナナが舞うビーム。
「バナナの皮で滑るじゃ」
寛子はバナナの皮で滑りそうなのをふんばる。
「寛子さん、私たちの攻撃をしましょう。寛子さんは私たちの上に上って、ゆっくりでいいから。真由さん、もっと私にぴったりくっつけて」
冷静に指示をするレイナ。
「街フォームね」
と真由。
「ぶっつけ本番だけど、今までの服作りとコンビニで働いた成果を出しましょう」
「建築戦隊 街フォーム。衣食住生活の波動」
3人は声をそろえた。突風と波動がウミサイドマリーナを包み込む。ウミサイドマリーナは湖にドボン。
「やった~。初成功ですね」
異世界の空の上から、しょうたろう教授はスーパーハウスの中で戦いを見ている。




