表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
建築戦隊〇〇レンジャー  作者: たかげるげVSたこやま
いざ、最終決戦へ
95/114

95軒目 主役が戻ってきたけれど、最終決戦は延期しようかと思う

 夜6時、庄司ビル一階では、寛子、古民家、レイナ、真由、ロンが集まってカツを食べていた。突如上から大きな音がした。何か重い物が落ちてきた音だ。危険を感じたので、庄司ビル1階にいる全員で、屋上に行ってみることにした。庄司ビルは3階建て、1階が住居で二階が空き室、3階がコンビニ。その上に、コンクリートの地面に柵が張り巡らされている屋上がある。エアコンの室外機が3台ある他、屋上の使い道は特にない。屋上には普段鍵がかけられていて、鍵を持っているのは家主の寛子だけ。

 「わー。大成?、リーダー?」

「え?」

一斗と大成が屋上に倒れていた。ロンは一斗に、寛子は大成に駆け寄った。

「いって~。何だったんだ?って、あれ?どうしてオレはここに?」

大成はあちこち痛そうな顔をして、体を起こした。

「今まで、どこに行っていたんじゃ」

「えっと、あ~。頭いてぇ。ってなんでみんないるの?」

大成は混乱している。

「とりあえず、夜は寒くなりますから、中に入りませんか?」

とレイナ。

「大成、歩けるか?」

大成はなんとか立ち上がり寛子に支えてもらいながら、一階へ向かった。

一斗は揺さぶっても目を覚まさない。

「救急車呼びますか?」

とレイナ。

「いや、寝ているだけだろう。全く、手のかかる奴だ」

ロンは一斗の状態を確かめ、古民家に手伝ってもらいながら、下まで一斗を運んだ。一斗を下に寝かせたら、ロンの電話が鳴った。のはらしょうたろう教授からだった。

「ロン~。一斗と大成届いた?」

「あれ、しょうたろう教授だったんですか?」

「うん、あのね。それでね。法務局の裏に公園あるでしょ。そこにさあ、庭付き一戸建てが不時着して、一斗と大成が倒れていたから大砲に詰めて発射したんだ。異世界で見たいテレビがあったからさ、時間なくて大砲につめたんだ」

「そうでしたか、それはお世話になりました。って、扱いが雑じゃないですか教授!」

「ごめーん。もう異世界に帰らないと行けなくてさ―急いでたんだ。でさ、一斗の家が浮いててさー。物人間がいたんだよ。一斗に声をかけたらさ~、ぼくを見て『どちらさまですか』なんて言うんだよ。ひど~い。あのさ~、それでさ~。うんとさ~。しょうたろうはおにぎりをを食べようとしたんだけど、一斗も食べる?って見せたら、一斗が全部取っちゃって、なんかさ~、一斗すごい勢いでおにぎり食べていたんだよね。なんか一斗じゃないみたいだった。どうしたんだろうね。大成は着陸した公園に物人間といたんだよ。なんだったんだろうね。じゃあね」

しょうたろう教授は一方的にしゃべって電話を切った。建築戦隊のメンバーもしょうたろう教授の電話の内容を聞いていた。

 「つまり一斗さん、太成さんは、バラバラに口車に捕まって、働かされたんですか?」

と古民家。

「そうだね。オレは、苦明寺から帰ってきた後、寛子おばに呼ばれて、ここに来て。それから、一人になりたくて海の公園に行ったんだ。そこで滑り台達に囲まれたんだ。」

「なんで連絡して、助けを求めなかったんですか?」

古民家は怒っている。

「それがさ~。携帯没収されて、見つかんないんだ。逃げようにも…」

大成は急に口ごもった。

「逃げようにも?」

古民家は話を促す。

「口車塾のご飯が上手くて。オレ最近金欠で、ろくなもん食べてなかったから。それにさ、塾にふさわしいかっこをしろって、今来ているスーツもらったし。そしたら、口車を倒す目的を忘れちまった」

「大成、何をしているんじゃ!」

寛子も怒った。

「あ、そうだ、オレの携帯、没収されたままだ」

「携帯会社に連絡して、止めてもらったら?」

とレイナ。

「そっか~」

大成は寛子の家の電話を使って、携帯会社に電話した。


「一斗は水曜日から会社を無断欠勤しているらしい。今は金曜、火曜の夜は帰ってきたかな」

ロンは考えた。

「ロンや、なして息子の事を把握しておらんのじゃ。火曜日の夜は、わたしゃ大成のアパートに行ったんじゃ。そこでリーダーと会って、わたしゃ警察へ、リーダーは大成の行きそうな場所を探す事にしたんじゃ。じゃから火曜の夜からいなかった可能性が高いのう」

と寛子。

「物人間って、衣食住を必要としないんです。服も着ていないし、食事も睡眠も必要ない。だからおそらく一斗さんも、4日間食事も睡眠もとれていなかったんでしょうね。そこでのはら教授のおにぎりがトリガーとなったんでしょう」

と古民家。


 「それにしても、一斗さんも、太成さんも戻ってきて、でもこの状態だから、最終決戦延期ですか」

と真由。

「そうだな。一斗もまだ戦える状態じゃないから、今日は解散としよう。寛子さん車取ってきます。一斗回収しますから」

とロンが言って、玄関の戸を開けた。すると、玄関前に何かがいた。

「あ~ら、建築戦隊○○レンジャーさん。もう帰られるの? 」

着物を着た女、口車舞。バナナに顔が付いている、バン・ナナ。リボンに顔がついた、リン・ボンがいた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ