表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
建築戦隊〇〇レンジャー  作者: たかげるげVSたこやま
街フォーム研究
91/114

91軒目 タイトル何それ、おいしいの?

 「残るは、ここだ」

夜10時、○○本庫商店街、飲み屋以外の店は、シャッターを閉めている店が多い。商店街の入り口にある、口車塾○○本庫校から出る生徒がたくさんいる。制服姿の中高生、私服の浪人生。

 この中に大成はいるのだろうか、一斗はなかなか塾に入る決心がつかずにいた。一斗がたたずんでいると、バンとドアの閉まる音がした。

「?!」

一斗の目の前が真っ暗になった。目の前にあるのは、ドア。いつも倒している敵のドア。

「ユー、君は、庭付き一戸建て3000万じゃ―ねー。こんなところで何をしてるんだい」

後ろからマイクを通した軽い調子の男の声。上から光が差した。一斗が見上げると、蛍光灯の光だった。前にはドア、後ろにはスタンドマイク、上には蛍光灯。それ以外の場所は、真っ暗。一斗は敵に囲まれて、逃げられなくなった。しかし、敵はいつものドアと、マイクと蛍光灯。恐れることはないはずだ、一斗はそう思って鍵を握った。

「建築戦隊 庭付き一戸建て3000万ジャー」

一斗は庭付き一戸建てに変身した。

 マイクは爆音で3000万ジャーを、一斗を苦しめた。ドアの叩く音も響く。ドアはチラシをまき散らした。特売のチラシ、スポーツクラブのチラシ、ピンクなチラシ、一斗の目を苦しませた。特にピンクなチラシには堪えたようだ。

「どどめいくよ。口車塾勧誘攻撃」

 ここで一斗の意識は途切れるのだった。薄れゆく意識の中、一斗は口車塾の窓から大成の姿が見えたような気がした。



 それから二日後の夕方、丹羽家にて。

「なあ、最近一斗の姿を見ていないなあ」

仕事から帰ってきたロンが。妻の華子に言った。

「そういえばそうねえ、帰ってこないなら、連絡くらい欲しいわね」

思い出したように、華子が言った。日頃から影の薄い、丹羽家の長男一斗は、2,3日くらい不在でも気づかれないようだった。家の電話が鳴った。ロンが取ると、一斗の会社からだった。

「一斗が二日間無断欠勤ですか? 携帯も通じないと。 ええ、家にはいません。はい、こちらでも探してみます。ご迷惑をかけて申し訳ありません」

電話を切ったロンは、ダイニングテーブルの上にあった新聞に手を伸ばした。折り込まれれいたチラシの中に、宛名の書かれていない茶封筒があった。ロンは中を開けてみた。

『丹羽一斗は口車に乗せられた。第二話』

A4コピー用紙にそう印字されていた。


☆巻末おまけコーナー☆


Q ○○レンジャーの中で誰が一番強いの?


A それはのはら……ではなくて、順位は決められません。理由は、皆住宅の種類が違うからです。一戸建て、アパート、マンション、商業ビルと。これはプロレスラーと相撲取り戦ったらどっちが勝ちますかという質問と同じです。

ただ、レイナと真由は同じマンションですので、強さは決められます。真由の方が強いですね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ