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建築戦隊〇〇レンジャー  作者: たかげるげVSたこやま
街フォーム研究
89/114

89軒目 タイトル未定

89軒目 タイトル未定


 ここは庄司ビル、2階コンビニ。コンビニに新しい店員が、働き始めた。その名は、

「いらっしゃいませじゃ」

「寛子さん、じゃはちょっと…」

そう、庄司寛子。寛子は街フォームの実現の為に、自分のビルのコンビニで働くことにした。

「1000円のお預かりじゃ」

「寛子さん、1000円でございますでお願いします」

オーナーは30代前半と寛子とは親子くらいの年の差。オーナーも教えにくそうだ。

「1000円のお預かりでございますじゃ」

「ああああとりあえず、商品覚えましょうか。街フォームには、接客よりも商品知識があった方がいいでしょうから」

オーナーも寛子の目的に協力している。

「ああ、忙しいのにすまないのう」

「いいえ、ご覧の通り、さっきからさっぱりお客様来ないでしょ。売上もいまいちだから、撤退を考えているんです。庄司ビル、寛子さんがいなくなったら、どうするんですか? 」

「ああ、それをどうしようかのう。ここも老朽化しておるし。甥の大成に任すのもどうだか」

「かと言って、口車不動産の口車に乗るのも、うちの甥っ子も口車塾に騙されて、高額商品を買わされて効果がなかったとかで」

 寛子の携帯が鳴った。寛子は何か嫌な予感がした。

「大成?ここには来ていませんが。そうですが、来たら連絡させます。すいません」

「どうしたんですが?」

「ああ、甥の大成のバイト先からじゃ。大成が2日無断欠勤だから、何か知らないかと、緊急連絡先のわたしゃな電話があったんじゃ」

「大変ですね、家に行ってみたら?」

「あいつはいいかげんな奴じゃからのう、まあ、行ってみるかのう」

 寛子は私服に着替えて、愛車の電動自転車に乗った。

 隣町にあるショージコーポ。寛子が家主となっている。2階建て木造6世帯。うち4つが空き部屋。閑散としている。

大成の部屋は、2階の角部屋201。インターフォンを押しても反応がない。合鍵で開けてみる。誰もいない。

玄関前に手紙が置いてあった。活字だ。大成の家にはパソコンはないし、大成もほとんどパソコンは使えない。

『逸花大成は口車に乗せられた』

A4のコピー用紙に縦書きで大きくそう書かれていた。

寛子は大成の携帯に電話するも、留守電になるばかりだった。


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