表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
建築戦隊〇〇レンジャー  作者: たかげるげVSたこやま
連載100回記念企画 〇〇区巡り
7/114

7軒目  第100話 連載100回記念 大成の◯◯区巡り(後編)

第6話の続きです。大成一人称です。

今回戦闘シーンがありません。

 またバスに乗って、今度は○○区中心地○○本庫まるまるほんこへ。一斗が働いている、区役所などの公共機関が集中している。

 ○○本庫駅前は、本庫商店街というでかい商店街が健在だ。商店街の入り口に、更地がある。更地の周りにロープが張られていて、中には入れない。(当たり前か)ロープに「売地」と看板があり不動産屋の連絡先も載っていた。

 「なあ、一斗ここ前に何があったっけ?」

 「ん・・・。3階建てのビルが建っていたけれど、ずっと閉店状態だったな・・。」

 「ここ建築戦隊のアジトとかよくない?」

カードを集めてはいるけれど、土地がないので建築戦隊のアジトは作ることができない。「そうかもね。便利な場所だしね」

 

 無料券をもらったラーメン屋「八八屋」は、商店街の中央に位置する。店の外まで10人くらい並んでいるからすぐにわかる。

「すごい、並んでいるな。うまいのか?」

「ああ、食べたことはあるけれど、こってり系かな。僕は好きだけど」

なんてことを話しながら、並ぶこと30分、やっと席に案内された。

無料券出したら店員に、

「建築戦隊、頑張ってくださいね!」

と言われた。よくある変身アニメと違って、建築戦隊の正体は秘密ではない。

「ラーメン、うまかったな。さすが100回記念だ」


 八八屋を出てぷらぷら歩いていたら、いつもとは違う青いカッコいいバスを発見。「レーアントシティ行」と書いてある。

「あれ、乗ってみようぜ!」


一斗を強引に引っ張って、バスに乗ってみたら、びっくり・・・。

ここ○○区だろうか、いや日本であろうか・・・。茶色に統一され高層マンション群。おなじみのコンビニも、風景になじんでいる。あちこちに生えているヤシの木。石でできた同じ形のオブジェが、等間隔に並んでいる。こんな場所があったとは・・・。

 バスを適当に降りて、歩いてみると

「こんにちは、一斗さん、大成さん。どこへ行くのですか?」

ベビーカーを押しているふわふわした長い髪の女性に話しかけられた。彼女も「建築戦隊 高層鉄骨マンションレーアントシティ1街区1号棟3200万ジャー」に変身する。本名は万田レイナさん、1歳の男の子のママ。

「こんにちは、ちょっと散歩で」

「私はこれからあっちの共用棟の図書館に行くんです。」

レイナさんは、数メートル先の建物を指した。他の建物よりひときわ高くて目立つ。

「図書館か、レーアントシティの人しか入れないのですか?」

オレは、レイナさんの指していた共用棟がカッコいいので、入ってみたくなった。

「住人と一緒なら、外部の人も入れますよ。一緒に行ってみますか?」

「行く、行く。」

共用棟は20階建て、周りのマンションが10階建てなのでひときわ高い。

「ここはレーアントシティ住人共用の施設で、図書館だけでなく、子ども用のプレイルームやパーティルーム、集会室、カラオケ、スポーツクラブなど色々あるんです。」

「すっげー。共用施設がたくさんあるって事は、それらみんな建築戦隊の攻撃に使えるのすっか?」

オレはひたすらびっくり。

「いえ、変身者であるワタシが、施設を利用したことがあって、利用方法もきっちりわかっていないと攻撃に使えないそうです。ワタシはこの子を妊娠中にレーアントシティに引っ越してきたので、図書館とプレイルームくらいしか利用したことがなくて。」 

 図書館は、学校の教室一つ分くらいの広さ。隅にマットが敷いてあり、靴脱ぎスペースになっている。小さい子どもの絵本を読む場所だそうだ。小さい場所だけど、漫画や最新の雑誌、ベストセラーの本もある。貸し出しは住人のみだそうで残念!

 レイナさんは、子どもに絵本を選んでいる。オレは図書館の窓からプールが見えたので、注目していた。

 「いいな、プール」

 レイナさんがささやいた。

 「建築戦隊のスタンプ10個プレゼントに、このプール利用券はどうですか?」

 オレは即座に乗った

 「いいネ!」

 「管理人に交渉してみますね」

 

 レイナさんと別れ、ちょうど来たバスに乗って、○○本庫駅に戻り、そこから歩いてアパートまで帰ってきた。

 いや~区内でも知らないことはいっぱいあるな~。

一斗がつぶやいている。

「本庫商店街の空き地が気になる。」

「ああ、オレも。じゃあ、その謎は、次回第1000回をお楽しみに!」

「おい、だからなんで100の次、1000なんだ? そもそも100回もうそだし。」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ