61軒目 庄司ビルへご案内
寛子戦います。
庄司ビルの内部の取材。
「庄司ビルX円ジャー」の本体である、庄司ビルは、富川駅前、古民家博物館からは3軒隣にある。3階建ての古めかしいビル。文子はオーナの庄司寛子に従い中へ入った。
寛子「1階は、わたしゃの自宅じゃ」
文子「広いですね、3LDKかな。ここ、お一人で住んでいるのですか?」
寛子「今は、一人じゃ」
文子「今は、ですか?」
寛子「昔の事など、忘れてもうた」
窓辺にあるプランター、かわいらしく並んでいる。文子はそれに注目した。
寛子「それは株、じゃなくてカブ野菜のな」
3階へ移動
寛子「3階はコンビニ用テナントじゃ、別にコンビニでなくてもよいと思うのだが、色々なコンビニが代わる代わる入ってくる。今はセ○ブンじゃが、この間までは、ロー○ンじゃった、その前は……」
文子「3階にコンビニって珍しいですね」
寛子「わたしゃ、一階に住みたい、それは譲らぬ」
文子「寛子さんって…」
寛子「わたしゃ、まだ若いんだよ」
コンビニは絶賛?営業中、エレベータはないので、ここまでお客さんは上ってくるのだろうか。
2階へ移動
寛子「2階はテナント募集中じゃ、なかなか応募が来なくてのう」
文子「中はきれいですね。」
寛子「家賃は月100万じゃ」
文子「高い…」
下へ行こうとしたその時、
ガシャン
廊下のガラスが割れて、将棋の駒が飛んできた。
「爆発」
駒にそう書いてある。駒が爆発した。爆風が吹く。
目の前に、庄司ビルそっくりの3階建てのビルが現れた。
寛子「また。習字ビルか」
習字ビル「庄司ビルさん、いきぬきフェスタで会えなかったね」
寛子「わたしゃ、人ゴミは嫌いなんじゃ」
習字ビル「この前の続きをしようではないか」
寛子「なんの事じゃ、忘れた」
習字ビル「忘れたのか、おばあちゃん」
寛子「おばあちゃん?わたしゃ、まだ若いんだよ。ああた(文子に向かって言う)わたしゃに付いてきなさい。変身じゃ」
寛子と文子は階段を下り、庄司ビルの外へ出た。習字ビルの右側に立った、反対側は車が多く、通行の邪魔になる。
「建築戦隊 庄司ビルX円ジャー」
寛子は庄司ビルに変身した、文子も変身した庄司ビルの中にいる。
文子「習字ビルも建築戦隊?」
寛子「わからぬ」
文子は庄司ビルの窓から習字ビルを覗いた。白衣を着た男が中にいて、習字ビルから攻撃
をしている。
文子「あ、あの人は…」
寛子「ああた、知っておるのか?」
文子「いけめん☆まほう少年の敵、口車一家、口車3兄弟の3番目、借」
寛子は水道にホースをつなげた。飛んでくる駒に水をかける。駒に習字で書いているのだから、文字が消えて攻撃力がなくなる、はず、だった。
が、消えない!
文子「駒がビニールテープで包まれている」
習字ビル「フフフ」
文子は辺りを見回した、何か使えそうなものはないものか。
文子「寛子さん、これ、使っていいですか?」
大中小の袋、スーパーの袋や、紙袋を駒にかぶせていく。
でも、飛ぶ駒は抑えられても、爆発には負けてしまう。
寛子「これなら、どうじゃ」
寛子はガムテープを駒に巻き付けた。駒が減った。
寛子「とどめじゃ、2階のテナントになかなか入居しない攻撃」
売れない波動が辺りを包み込む。
習字ビル「うぐぐ、次こそは勝…」
寛子「もうええわ」
文子「しまった、戦いに夢中で写真を撮るのを忘れた!」
次回はショージコーポへご案内。




