表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
建築戦隊〇〇レンジャー  作者: たかげるげVSたこやま
JKあやか編2
41/114

41軒目 リン・ボンの誘惑

JKあやか編なのに、あやかが出てきません(-_-;)


 「このハンカ・チーフとリン・ボンがつぶしてやりますわ」

ハンカチの生き物が、ハンカ・チーフで、赤いリボンの生き物がリン・ボンというそうだ。

と、言われましても…。僕の膝くらいの高さの小さな生き物、簡単に踏み潰してしまいそうだ。

「大成、行こう」

僕は彼らを無視して、去ろうとした。

「おい、逃げるのかよ」

大成は去ろうとしない。

「あんなの、生身でも踏みつぶせるよ。それに、大成は怪我をしていて、戦えないだろ」

僕はこっそりと言った。


「へー、逃げるの。本当はやりたくなかった、建築戦隊さん」

リン・ボンが嫌味っぽく言った。

さっきの話、聞かれていたんだ!

動揺していたら、リン・ボンから赤いリボンがスルスルと伸びて、大成の腰に巻き付いた。大成はリン・ボンの結び目であり、顔の部分に引き寄せられた。その勢いで、大成の持っていたジュースは、手から離れ、地面を転がった。大成は、動かない、苦しそうではなく、ぼんやりとした表情のように思える。

「リン・ボンの誘惑♡よ。彼はこのまま動けないわ」

リン・ボンは宙に浮いて、大成をとらえている。大成の目はトロンとしているように見える。僕は少しずつ後ずさりして、公園に向かう。変身しなくては、でも道の真ん中で変身したら、通行の邪魔になるから、できるだけ、公園に近づいて変身せねば。


 争いは好まない。ただ淡々と生きていけばいい。

でも今は戦わないといけない。

守りたいものがあるから―。


「建築戦隊 庭付き一戸建て 3000万ジャー」

変身してすぐに、窓にストライプのハンカチが張り付いた。ハンカ・チーフがたくさんの分身を発射させていた。

「取れない」

窓にくっついたハンカチを取ろうとしても取れない。瞬間接着剤が貼ってあるようだ。急いで、3000万ジャー全ての窓を開け、ロケットエンジンをセットし、飛んだ。

3000万ジャーが浮いた。

どんどん飛んでいるハンカ・チーフの分身を、高枝切ばさみを使って切った。

そして、リン・ボンのリボンも切る―。

「痛―。オレは何をしていたんだ」

リボンがほどけた大成は、尻餅をついた。その勢いで、リン・ボンを踏みつけた。

ボロボロになった、ハンカ・チーフとリン・ボンは、よろよろと去って行った。


「あれ?オレ、ジュースどうした?」

大成はあたりを見回している。ジュースが道に転がっているのに気付くと

「どうなっているんだ?まだ、飲んでいないのに…」

リン・ボンに誘惑された記憶はないようだ。

僕はもう一本、大成に奢った。


「一斗、オレが言うのもおかしいけれど、やりたくない事を、無理してやることもないんじゃないか」

敵にも知られてしまった、ならば他にも知られてしまってもおかしくはない。

「さっき、父さんがあやかに言っていたんだ。『日頃の生活を一生懸命にやれば、建築戦隊も強くなるんだ』って。建築戦隊も含めて、僕だから。次にやりたいことを見つけるまで、建築戦隊でいるよ」


ずいぶん動揺していたのに、切り替えが早い一斗。

次回は「あやかの夏休み」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ