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建築戦隊〇〇レンジャー  作者: たかげるげVSたこやま
毛明寺商店街編
29/114

29軒目 古民家・ショージコーポ VS 山田肉店・フラワー花

「オレ、一番」

大成は張り切って、対戦順番を自分が先にするように申し出た。

「大成さんが一番という事は、必然的に、自分も一番なんですね」

古民家はしぶしぶそう言った。

「花屋と肉屋、早く、対戦しましょう」

「ちょっと待って下さい」

一斗が言った。

「5分か10分、時間をもらえませんか?作戦を練りたいので」

「いいじゃん、作戦なんて、早くやろうよ、朝早いから眠いよ」

大成がかったるそうに言った。

「負けたって、また練習して勝てばいいと言ったの大成だろ。だから、闇雲に練習しても仕方がないだろう」

「・・・・そうだな★」

大成は恥ずかしそうに、だけど嬉しそうに答えた。


パイプ椅子を並べ、試合のない〇〇レンジャーと毛明寺レンジャーの為に観覧席を用意した。

―作戦タイムー


試合開始。試合時間は5分。開始5分後で優位な方が勝ちとなる。

「建築戦隊 ジョージコーポ 家賃二万ジャー」

「建築戦隊 古民家博物館プライスレスジャー」


「建築戦隊毛明寺レンジャー 名物はから揚げ、山田肉店」

「建築戦隊毛明寺レンジャー 朝顔の観察は私にお任せ、フラワー花」

「朝だけ限定 建築戦隊毛明寺レンジャー 参上」


古民家は、セリフの息がぴったりな毛明寺レンジャーに驚いていた。他の〇〇レンジャーは、苦明寺と同じパターンの変身シーンだったので、特に驚いていない様子だった。

「大成さん、うちも決め台詞やりますか」

「おお、古民家さんいいネ。じゃあ『建築戦隊〇〇レンジャー、冥王星に代わっておしおきよ!』」

「なんか、それ違う・・・」

「え?ダメ?」

「著作権的にもどうかと・・・・」


〇〇レンジャーが決め台詞を言っているうちに、肉屋の肉が飛んで来た。

「腐った肉廃棄攻撃」

肉屋が腐った肉を投げてくる。あたりに異様なにおいが立ち込める。

「かび攻撃はどうでしょう?」

古民家がショージコーポ@大成に尋ねた。

「それはまずい、もっと周りが臭くなる。オレがまず攻撃します。 廊下の電気が切れたけれど、大家がなかなか修理に来ない攻撃」

「わたしゃ、ちゃんとやっているよ」

観覧席にいる、ショージコーポの大家である寛子は、怒っていた。

「寛子さん、これは攻撃で実際そうという訳ではないですから」

同じく観覧席にいる、一斗がなだめた。

「朝だと明るいから、電気が止められても大したことはないなあ」

ショージコーポの攻撃は失敗した。肉屋が平然としている。

「夏草伸び伸び攻撃」

古民家は、雑草を伸ばして、毛明寺レンジャーを攻撃した。

「花よ、咲け!ひまわりの大群攻撃」

花屋は古民家が生やした雑草の中に、たくさんのひまわりを咲かせた。

「とどめよ。必技フラワーアレンジメント」

花屋は、雑草とひまわり、そして肉屋のから揚げを取り合わせた、フラワーアレンジメントを披露した。

その斬新さに、観覧席のみなさんも驚いた。

ちょうど5分経ち、試合終了。


「負けちゃったな・・・」

と大成が言う。

「強かったですものね」

と古民家。


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