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建築戦隊〇〇レンジャー  作者: たかげるげVSたこやま
苦明寺商店街編
15/114

15軒目 他地域の建築戦隊を見に行こう 出発編

久しぶりの更新。人数が多い話を書くのが大変でした。

 神奈川県横浜市〇〇区で活動する、家に変身する建築戦隊が、全員集合するのは今日初めてだった。


(父さん、いきなりうちに全員集合、てなんなんだ?)

丹羽一斗にわいっと20歳はそんなことを考えながら、勤務先の区役所から待ち合わせ場所の〇〇本庫駅まで急いだ。

 本庫駅前には大きな商店街がある。その商店街の一番駅に近い場所に、空き地があった。しばらく空き地だったが、最近買い手が見つかったようで、工事が始まっている。

「もうこの土地、他に買われたんだな」

一斗が声のする方に振り向くと、幼馴染でアパートに変身する逸花大成いつかたいせいがいた。

「そうだな。もうみんな来ているの?」

「あっちにいるよ。一斗待ちさ」

本庫駅には、建築戦隊のメンバーがそろっていた。建築戦隊は6人。そのうち一人は1歳の子ども連れのレイナ、もう一人は小学生と幼稚園の子どもを連れている、真由。

一斗と大成はみんなのいる場所へ行った。その時、一斗の携帯が鳴った。一斗の父、丹羽ロンからだった。

「え?〇〇地区センター?どうして?」

「今日朝から、えりかが熱があって、病院に行ったら、ヘルパンギーナだとよ。レイナさんや真由さんは子どもいるし、うつったらまずいから我が家で集まるのは中止した」

えりかは、一斗の妹2歳。

「わかった。みんなを地区センターに連れて行くよ」

一斗は、地区センターに集まる場所が変更になったことを、建築戦隊に説明した。


「この前のおばちゃん達!よくもやったな」

駅の中から、小学生くらいの男の子が下りてきた。男の子は、レイナを指さして言った。

他のみんなはびっくり。レイナはかがんで、男の子と視点を合わせた。

「これ、僕のでしょ」

レイナはハンカチを取出して、男の子に渡した。男の子はハンカチを乱暴に受け取った。

「覚えてろ、って言ったよね。僕」

ボン

煙があがって、男の子は変身した。

「建築戦隊 レイゾウコシティ レトロバージョン」

男の子は、前にレイナ、真由の変身する高層鉄骨マンションレーアントシティと戦った、レイゾウコシティに変身した。男の子のハンカチには、「もうそうてっこつ」と書いてあった。

前回は巨大冷蔵庫だけど、今回は木できていて氷がぶら下がっている昔の冷蔵庫。

レイゾウコシティは、野菜や果物をぶつけてくる。

「ここは、変身よ。だけと、この場所じゃあ全員変身しても、入らないですね」

レイナは冷静に言った。

「この中で、一番小さいのは・・・」

一斗が建築戦隊全員を見回した。そして言った。

「僕ですね。先ず僕が変身します。変身したら、みんな3000万ジャーの中に入って変身してください」

一斗は家の鍵を取出し、手を合わせた。これが建築戦隊変身のポーズ。

「建築戦隊 庭付き一戸建て3000万ジャー」

一斗は、庭付き一戸建てに変身した。

続いて他の建築戦隊も、3000万ジャーの中に入って、変身のポーズをとった。

「建築戦隊 二階建て木造アパート ジョージコーポ 家賃二万ジャー」

大成は、アパートに変身しているが、見た目はそのままだ。変身した家の中で、変身すると見た目は変わらないが、能力は使えるのだ。

「建築戦隊 高層鉄骨マンションレーアントシティ 一街区一号棟3200万ジャー」

レイナと真由は、本庫駅から専用バスで行く、外国風のマンション群レーアントシティに住んでいる。

「建築戦隊 高層鉄骨マンションレーアントシティ 二街区二号棟@まゆ」

「建築戦隊 古民家博物館プライスレスジャー」

古屋民生26歳は、富川駅前の古民家博物館の館長だ。

「建築戦隊 3階建て商業ビル 庄司ビルX円ジャー」

最年長庄司寛子(年齢不明 年金をもらっているようだ)は、大成の伯母。富川駅前のビル庄司ビルに変身した。

変身する間も、レイゾウコシティの攻撃は止まらない。

「また班長が回ってきた攻撃」

「壁ドン攻撃」

「掃除当番は腰に来る攻撃」

「素敵な高層階の景色を見せる攻撃」

建築戦隊は、各々攻撃を仕掛けるが、レイゾウコシティには効かない。

「このまま闇雲に攻撃しても意味がない。レイゾウコシティの氷を溶かそう」

一斗の指揮のもと、自宅に太陽光パネルのある、一斗 レイナ、真由がパネルでお湯を沸かし、シャワーや、庭のホースでお湯を出し、レイゾウコシティを攻撃。残りの古民家、寛子、大成は、下敷きや鏡で太陽光を反射して援護した。

「太陽光反射攻撃」

レイゾウコシティの氷は解けた。

レイゾウコシティが倒れたので、建築戦隊の変身は解かれた。

その時、中年男性が、レイゾウコシティを見て駆け寄った。

「てっこつ、大丈夫か。」

「ジョー先生」

レイゾウコシティは倒れ、男の子が姿を現した。

「また、建築戦隊。僕の生徒に何をするんですか」

中年男性、ジョー先生と呼ばれた男は、建築戦隊に抗議した。

「ちょっと、そっちから先に攻撃したんだろ」

大成が、ジョー先生に言った。

「まあいい。覚えていなさい」

「逃げるのか」

ジョー先生と、男の子、もうそうてっこつは去って行った。


地区センターへ向かった。暑いので、寛子と子どもを連れているレイナ、真由はタクシーで。後の人、一斗、大成、古屋民生(古民家)は徒歩で。


地区センターのラウンジで、ロンが待っていた。

「すごいな。全員そろったんだ。寛子さんもありがとうございます」

「大成に連れられてのう。で、用件は何じゃ?」

と寛子。

「苦明寺商店街を知っているかな?ここから電車で一本の。そこの商店街の建築戦隊がすごいんだ。だから、合宿して勉強させてもらおうと思ってな」

ロンはプリントを配った。

日時と集合場所、宿泊場所も書いてある。宿泊場所は苦明寺という寺。

「合宿って、子どもどうしよう」

レイナと真由は困っています。

「お子さんいると泊りは厳しいかな。みんな、参加できる時間でいいですよ。あ、もちろん一斗は全部参加で。有給取れるだろ、この時期暇なんだから」

「・・・・勝手に決めるなよ」

一斗がぶつぶつ言っていると、大成が、

「面白そう!オレ、全部行きます」

「お、大成くんやる気だね」


次回、16軒目 苦明寺商店街 昼の部 建築戦隊〇〇レンジャーが、建築戦隊苦明寺レンジャーと練習試合。

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