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建築戦隊〇〇レンジャー  作者: たかげるげVSたこやま
最終章 その後とおまけ
108/114

108軒目 コラボ対決フェア② 建築戦隊○○レンジャー VS うさぎとくま 他

冬のホラー三部作の 「空気読みたい」と 童話「空気嫁」のコラボ?

 鈴音、芽衣が去った。○○レンジャーは。相変わらず海岸にいた。


「鈴音ちゃんたちは、どこから来て、どこへ去っていったんだ? それがわかれば、オレ達も帰れるんでないのか」

と大成。

「それは無駄な抵抗です。すべての対戦が終わるまで、作者は我々に帰ることを許さないでしょうから」

と冷静に古民家が言った。

「まじかよ〜」

と大成。


 小さな子ども達が、歌う声が聞こえてきた。声はだんだんと、○○レンジャーに近づいてきた。

「♪ うさぎとくま うさぎとくま ♫ うさぎとくま く〜ま く〜ま く〜ま クー タタラタタタタタ うさぎとくま うさぎとくま うさぎ うさぎ うさ〜 ウー  タタラタタタ くまとうさぎ くまとうさぎ ♪」

「うわー、なんか変なのが現れた〜」

思わず後退する大成。直立歩行している茶色いくま、ピンクのうさぎ、そして、赤いベレー帽に人間の手をくっつけた少年が現れた。3体とも、背丈が小さく、幼稚園か小学校1年かといったところ。くまとうさぎと少年は、○○レンジャーの前で歌をやめて立ち止まった。


「こんにちは、僕、クー」

茶色いくまが手を上げて挨拶をした、

「わたし、ミーコ」

うさぎがちょこんと頭を下げる。

「僕、きょんしい。みんなよろしくね」

きょんしいと名乗る少年は、両腕を前に出し、小刻みにジャンプしながら自己紹介をした。

「きょんしいって、あんなんだったかのう。昔テレビでよくやっておったが、なにか違うような」

寛子がつぶやく。

「うさぎとくま、うちの倉庫にあったような。確か作者が、小学校一年生の時に書いた絵本。くまのクーとうさぎのミーコがきょんしいと出会い、一緒に遊ぶって内容だったな。今はもう捨ててしまったけれど」

古民家が思い出したように言った。

「小学校一年か、じゃからめちゃくちゃなんだのう。建築戦隊も人?の事は言えないのう」

寛子は納得した。

「クーくん、何して遊ぶ?」

ミーコが言った。

「かくれんぼがいいな。きょんしいもやろう。じゃんけんで鬼決めよう」

クー、ミーコ、きょんしいは建築戦隊を無視して、かくれんぼを始めた。

「じゃんけんぽん。 あ、きょんしい負けた」

「あれ、そういえば勝った人が鬼? それとも負けた人が鬼?」

「あ、決めてなかったね。負けた人でいいかな」

「うん、僕鬼ね。じゃあ、数えるね。1,2,3,4,」

きょんしいは目を閉じてしゃがんで、数を数えた。クーとミーコは、散り散りに走って隠れる場所を探した。


「『うさぎとくまって、オレら完全無視じゃない? ていうかこんな何もない場所で隠れられるのか?』って思ったでしょ、大成さん」

大成が声のした方を振り返ると、キャスター付きの棺桶を引いている、黒いロングワンピースを着た女がいた。黒くてしっかりとしたつばのある帽子もかぶっているからか、魔女のように見える。魔女は言葉を続けた。

「私は真中美和。大学でカウンセラーをしているわ。詳しくは、作者のページから、『冬のホラー三部作 空気読みたい』を見てね。私は空気が読める、人の考えていることが読めるのよ。そこの男性3人」

一斗、大成、古民家が真中に指名された。

「あなた達は、彼女がいない。見てわかるわ。そんなあなたがたにピッタリの嫁を紹介するわ。いでよ、空気嫁」

真中は棺桶を開けた。しかし棺桶には何も入っていなかった。

「あれ、あれ〜?」

戸惑う真中。指名された男三人は、一発で彼女がいないと当てられて、不服そうだ。

「そうね、空気に触れると消えてしまうんだったわね」

真中は一人で納得していた。

「何してんだ?」

と大成。

「まあ、いいわ。そういえば、この建築戦隊○○レンジャーの主役は、丹羽一斗さん、あなただったわね」

真中はすぐに立ち直り、一斗を指さした。

「そうですけれど」

一斗は淡々と言った。

「主役のくせに、番外編で初発言? 小説なんだから、発言しないといるかいないかわからないじゃない。何故あなたは喋らないのかって、それは、『僕が喋らなくても、他の人が喋ってくれるから』よね」

一斗ははっとした顔をした。

「そうですね。今のままでは良くないとは思っていま……わあ、何だ」

一斗は急に背中に重みを感じた。そして毛の感触。

「しー」

一斗のコートの中に、クーが隠れていた。ちょうどコートの色とクーの色が同じだったのだ。

「クー、見つけ」

きょんしいがクーを見つけた。

「何だ、影が薄い人だっていうから、見つからないと思ったんだけどな」

クーたちはかくれんぼを終えて、去っていった。真中も棺桶を引きずって消えた。



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