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建築戦隊〇〇レンジャー  作者: たかげるげVSたこやま
ニセモノとソロバトル編
10/114

10軒目 庭付き一戸建て3000万ジャー -宿敵の序章、ニセモノ現るー

第10話にしてやっと、主人公一斗の一人称です。

「建築戦隊 庭付き一戸建て3000万ジャー 参上」

日曜日、○○区の海沿いの商店街の広場にて、僕は庭付き一戸建て3000万ジャーに変身した。目の前の敵と戦う為に。

 変身と言っても、僕、丹羽一斗にわいっとの外見はそのままで、突如現れた庭付き一戸建ての中に僕はいる。この一戸建ては、自宅のコピー。隣町にある自宅はそのまま家族が生活している。これが建築戦隊。父から受け継いだものだったり、二階建てアパートなどの仲間もいるけれど、今は目の前の敵に集中しよう。

「庭付き一戸建て10円ジャーだよ~。」

前方に見えるのは、手のひらサイズの一戸建てが、ぴょんぴょんはねている。色は全て白。こいつが10円ジャーか。

「僕は庭付き一戸建て100円ジャー。3000万ジャーには負けないよ」

10円ジャーの隣には、100円ジャー。画用紙で一戸建ての絵が描かれている物体?子どもが描いた絵みたいだけど。

「オレ様、庭付き一戸建て1000円ジャーだ。3000万ジャーよ、お前一人か?仲間は?」

10円ジャー、100円ジャーの後ろにいるのは、ペーパークラフト庭付き一戸建ての1000円ジャー。部屋一つ分くらい?かなり大きいな。

 仲間、そうか呼ぼう。僕は3000万ジャーの家の電話を取るが、通じない。携帯は、電池切れだ・・・。台所に充電器があったから充電しておこう。

 ペタ。

台所の充電器に携帯を指して、振り返ると、服にガムが張り付いた。前方には、10円ジャーがピョンピョンはねながら、ガムを飛ばしている。いつの間に家の中に入ってきたんだ?

「10円ジャー、ガム張り付き攻撃だよ~。」

床のあちこちにガムが張り付いている。

ガムを取る方法・・・確か台所である物でできたような・・・何だっけ?

そんなことを考えていると、

「今度は色も付けてやるよ!」

画用紙の絵の100円ジャーも侵入してきた。絵はクレヨンで書かれているようだ。

また10円ジャーのガムが飛んでくる。僕の体も床もべたべただ。でも、建築戦隊って、家同士の戦いじゃなかったっけ?僕自身への攻撃になってない?

 100円ジャーも僕にすり寄ってくる。あれ、ガムが少しはがれた?

クレヨン・・・・そうか油か!

油なら、台所。台所の棚から油を出して、床にまいた。

カチャ

油を取りに行く時、よろけてしまい、コンロの火がついてしまった。

やばい、火が!!

急いで消火器を・・・

プシュー

10円ジャーと100円ジャーは、消火器の泡でぐったりした。

あとは1000円ジャーか。

1000円ジャーは、3000万ジャーの中にはいない。これでやっと建築戦隊らしい攻撃になるのか。

僕は最近得意技の応用編を編み出した。先ずはそれで1000円ジャーに攻撃だ。

「また班長が回ってきたと思ったら、ブロック長もセットでついてきた攻撃」

1000円ジャーにブロック長の重圧をつきつけた。しかし、

「へ、へ~ん。班長?町内会なぞ、初めから入らなければよかろう。よくも10円ジャーと、100円ジャーをやったな。」

班長攻撃は効かなかった。1000円ジャーの攻撃

「いいか、ペーパークラフトを作るにはいいカッターが必要だ。カッターの舞!」

1000円ジャーは様々なカッターを舞わせた。

「町内会に入らないと、ゴミが出せない、街灯も暗い攻撃!」

僕も負けじと攻撃した。

「う、そうか、そうなのか町内会・・」

雨が降ってきた。1000円ジャーは、雨に濡れてぐちゃぐちゃになった。紙だからな。

 僕は元の姿に戻った。カードが落ちていないか探していると、スーツを着た中年男性がやってきた。

 ぐちゃぐちゃになった10円ジャー、100円ジャー、1000円ジャーが中年男性のもとへふらふらと歩み寄った。(足がないから歩いたはおかしいか)

「ジョー先生。」

10円ジャー達は、中年男性をそう呼んでいた。中年男性は僕に向かって、

「君、僕のかわいい生徒達に何するのですか?」

生徒?むしろ急に襲われたのは僕なんですけれど・・・。急に言われてびっくりし、何も言えずにいたら、中年男性のスーツのポケットからメロディが聞こえた。中年男性は、ポケットから、携帯を取り出した。

「覚えていなさい。いつか君を、建築戦隊を倒すから。あ、もしもし、口車です。」

中年男性は電話をしながら去って行った。10円ジャー達を引き連れて。

口車?どこかで聞いたような名前だ。

「一斗、大丈夫か?どうしたんだ?」

中年男性と反対方向から、仲間の逸花大成いつかたいせいが駆けてきた。大成はアパートに変身する。戦いが始まると、何故か来てくれる事が多い、大切な仲間だ。

僕は大成にこれまでの事、古民家さんにスタンプを届けに行った帰りに、10円、100円、1000円ジャーに襲われたがどうにか倒した事、そして口車、ジョー先生という人物が建築戦隊と敵対しているようだと話した。

口車・・・。今日は、これから戦う事になる宿敵の序章に過ぎないということを、まだ僕達は気づいていなかったんだ。


次回、11話はアパート同士の対戦!

貸し出しアパート0円ジャー参上!


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