第6文節 『武装勢力』の発見
百年経っても欧州情勢は複雑怪奇なり
あ、この言葉からはまだ百年経ってないや
武装勢力について
武装勢力
この曖昧な言葉は21世紀初頭を象徴する言葉になるだろう
萌芽は20世紀後半のブラックアフリカや第三世界で見られたが
起源はもしかしたらヴァンデまで遡るかも知れない
それ以前は地方軍閥といった方が意味が通りやすいだろう
あるいは高島俊男流に言えば『盗賊』か
まあわたしには違いがわからないのだがね!
マレーシア機撃墜について
一週間で二回軍用機が撃墜されているという状況を分析すればすでにウクライナ東部上空はどの空域においても飛行禁止区域に指定されてしかるべきであった
それを怠ったのはどこの誰だろう
まあしばらくこの問題が深く取りざたされることはあるまい
彼等は狡獪だ
武装勢力
そう武装勢力とやらが悪いで終わるだろう
そのように輿論は形成されつつある
ぶそうせいりょく。
まったく実にいい言葉を思いついたものだとは思わないかね!
対抗手段として
武装勢力、(あるいは軍閥、あるいは盗賊)とやらが早急に用意するのは知識人であろう
特にグローバル化の進む社会の中で国際法に関して無知で無頓着であることは最早罪である
例え占領地の遙か彼方の上空に(彼等には)無断で侵入した旅客機であろうとそれを撃ち落とす能力があるのならきちんと開示しなくてはならない
今回は上空飛行禁止の声明を発表しなければならなかった
それを怠ったのは怠慢であり、はっきり言えば統治能力が無いことを見せつけた結果となった
実際に誰が撃ち落としたのかはどうでも良くなったのだ
能力あるものはしかるべき責任を果たさねばならないとはスパイディの言葉だったかな?
ちょうど百年だけどみんなこの言葉を使いたがらないことについて
みんな使いたがらない
不思議なくらいに
欧州にも言霊信仰があるのかって言うくらいに使われない
まあWW1に比べたらWW2は余技みたいなものだから仕方ないのかも知れないけれど
ざっくり言えばちょうど百年前は占領地に無頓着にやってきた替えの利かない王族が無知な青年によって暗殺されることで大戦争が始まった
今回の無知な撃墜は大戦争には至らないだろうが――もっと効率のいい内戦介入という手段を発明したというか再発見したので――替えの利かないのはエイズの治療に関してで、人類はこの病気との闘いにおいて明らかに後退した
百年後については――語り得ぬことに関しては沈黙せざるをえない――
そういえばこの言葉を書いた人は若い頃WW1参加してたっけ
それどころか戦地で書かれた本の中の言葉じゃなかったかな?




