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寝台特急異世界号

特急桜華271号は、別名~寝台特急異世界号~そう呼ばれている。

寝台特急異世界号と呼ばれている理由は、明らかに僕らの国ではない風景を見たという報告が後を絶たないからだ。

特急桜華271号は22時45分桜宮発、翌朝10時45分大安着の寝台特急だ。

寝台特急は寝てる間に移動できるから、終電の新幹線を逃したサラリーマンにとって救世主なんだよな。

桜宮駅は、桜宮電鉄の拠点駅で、日本でいう新大阪駅みたいな感じだ。

(違うか。)

大安駅は日本でいう東京駅だ。

(案外あってるかもな…いや、新宿駅のほうが近いか?)

桜宮電鉄の特急は、2番ホームと3番ホームから発車する。

で、271号は3番ホームからだ。

そう思いながら、特急桜華271号S寝台(一人部屋)の乗車券を買った。

5時間後、僕は桜宮駅3番ホームにきた。初めて特急専用ホームにきたが、強化ガラスで作られたホームドアにはビックリした。

22時40分、燃えろよ燃えろの優しくて静かな旋律とともに特急桜華271号が静かにブレーキをかけながら入線してきた。行先は大安だ。

列車のドアが開いた。このドアから列車に乗って、噂の真偽を確かめよう。そう決意して乗り込んだ。

S寝台の部屋に到着した。寝ずにずっと外の様子を見るって手もあるけど、ベッドの誘惑にあらがえなかった僕は結局実家のような安心感に包まれながら眠りに落ちた。

意志の弱い僕を許してくれ。

「…ZZZんん…?」

列車はどこかの駅に着いたようだ。

荷物はすべてまとめてあるから、一回、ホームに出てみるか。

ピロンピロン♪

メロディが鳴り、ドアが開く。

「…降りるか」

そう呟いてホームへ降りた。

ぷしゅぅぅ…ガチャン!

「…あ、終わった。異世界に残された感がすごいな…」

駅名標を見てみる。

{ЭuКйа}

「いや、なんて書いてあるん!?」

僕はスマホの翻訳アプリを起動し、目の前のよくわからない文字列をカメラで写真に撮り、翻訳した。

"ユーキリア"と表示された。

「…?ユーキリア?そんな地名、僕の国にあったっけ?」

「…ないな…ってことは、ここ、異世界?」

「僕、ラノベの主人公じゃん!」

*そういう事はどうでもいいのである

「さて、改札から出るか」

ここで健はある問題に気付く。

彼が購入したのはあくまで彼の世界の切符であり、異世界駅でどう扱われるかが全く分からないのだ。

*<なぜ彼が見知らぬ地に降り立ったかは無論、好奇心である。>

<なので彼は今途方に暮れている。>

<つまり、自業自得、因果応報の典型例を彼はしてしまったのだ。>

<全く愚かである。>

健:「おい!さっきから黙って聞いてれば!ナレーターだからって、好き勝手すんなよ!」

<メタ発言は控えてほしいものである。>

健:「…駅員に話すか。」

<賢明な判断だな。>

健:「勝手に話してくんな!」

<お前は駅の事務室が閉まる前に早く降りろ>

駅の事務室に着いた健。

健:「すみませ~ん」

駅員:「はい。何でしょうか?」

健:「これ…」切符を差し出す。

駅員:「あ…降りられたんですね?」

健:「はい。好奇心でつい…」

<駅員さんも大変そうだ。>

駅員:「ナレーターさん、お仕事頑張ってくださいね…」

駅員:「で、寝台特急桜華を逃したので、困ってこちらに相談に来たんですね?」

健:「はい…」

駅員:「とりあえず、仮眠室に案内しますね…。ナレーターさんは?」

<あ、ナレーターってるだけなので、部屋とか入らないです。>

駅員:「わかりました…」

<どうやら、文字は読めないが、言葉は通じるようだ。っていうか翻訳アプリスゲー。>

駅員:「こっちです。」

駅員に案内された先は4畳ほどの和室があった。

駅員:「今日はここで寝てください。」

健:「はい。」

<駅員に迷惑をかけているので駅の仕事を無償で手伝ってもらってもいいのではと思った次第だ。>

駅員:「ナレーターさん、名案ですね!」

健:「あ、やべ…」

健は駅員の仕事など一回もしたことがないのだ。

健はただの凡人サラリーマンなのだ。

しかも健は鉄道に興味がないのでただただ苦行になる。

健:「駅員って大変そうだな…」

<健には内緒だが、ここは異世界で魔法がある。ということは魔物も出現するので、冒険者ギルドもあるのだ。>

駅員:「冒険者ギルドとかどうです?」

<駅員さん…。せっかく苦しむ健の姿が見れたかもしれないのに…。>

駅員:「ナレーターさん、性格悪いな…。」

健:「明日、冒険者ギルド、行ってみます!」

駅員:「そうですか。頑張ってくださいね!」

<次の日、どこに冒険者ギルドがあるのかを知らないまま勢いのままに駅を飛び出した健。愚かだなと思いつつ見守った。>

健が地図を発見し、見てみると駅直結の冒険者ギルド”ЭuКйаЗтатяой Бкнсб”があった。

<ここに行ったら生活費ぐらいなら稼げるんじゃないか?>

健:「よーし!行ってみるか!」

頑張って書いていきたいです。

沢山原稿があるので、どんどん投稿したいですが、受験が近くなってくる学年なので、マイペースに投稿していきます。

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