第2の試練 2
ー翌朝ー
「なんでコイツが居るんだ?」
鬼が噛みつきそうな勢いで睨んできた。
正直逃げ出したい。
「お兄さんはええって言ってくれたで」
恵比寿がこんな事言うもんだから、鬼がキッてこっち睨んできた。
やめてー、見ないでー、俺だってこんな事になると思わなかったんだし。
「本当か…?」
「…はい」
「俺たちだけじゃ不満だったのか?頼りないとでも思ったのか?」
「いえいえ!滅相もございません!」
こえーこえーガチで殺気漏れてるじゃん。
帰りてー。
「説明してもらえるかしら?」
絶対零度の声色でニコ鬼が説明を求めて来た。
「せ、説明って言っても、恵比寿が勝手にパーティ入るって言い出して、断ったら胴体と首が離れるよって!」
「お前、なんでパーティ入りたいんだ?」
鬼対死神でこのまま同士討ちしてくんねーかな。
「ウチのクラスって下級職やん?そろそろ上級職にしたいやんか、都合ええからついて行こう思てな!」
「経験値減るのはどうするんだ?」
「ウチはSランクの傭兵やで!対策もバッチリや!」
そういうとなんだか俺の物と似たような腕輪を見せる。
「パーティ枠を1枠増やす腕輪や!お兄さんの奴と逆にコイツはパーティ入る奴がつけるアイテムや!これさえあれば何人でもパーティ入れるで」
「そのアイテムは国内で現存するのは2つと聞いてますが」
ニコ鬼もなんかピリピリしてて、本性出てきそうな気配。
「せやで、そのうちの1つをウチが持ってるんやで」
ふぅぅっと双子が同時にため息を吐いた。
「あんたがいいなら俺たちは特に文句は言わない」
ジーっと見つめてくる。
ずるいよーその目は嫌って言えって言ってるようなもんじゃん。
「えーっと」
どうすりゃいいのさ!
「魔法だけで戦うのシンドイ言うてたやんか?ウチ魔法も行けるで!」
「あー、そのー、戦力はあるに越したことは無いかなーって」
「お前もウサギの能力目当てだろ?」
「なんの事かさっぱりやわー」
鬼対死神でこのまま同士討ちしてくんねーかな、パート2。
「まぁいい、ここで揉めても時間の無駄だ、ダンジョン潜るぞ」
「あ、う、うん」
「あの…恵比寿さん…腕を組んだままダンジョン入るのは危険だと思います」
遥香ちゃんが恐る恐る進言してくれる。
恵比寿、俺の手離してくんねーんだもんなー。
絶対わざとにやってるよね。
「あら?ごめんやで!交代する?」
「そういうつもりで言ったんじゃ無いです!」
「ウチのメンバーからかうのやめてもらって良い?」
「なんやお兄さん、この子は随分大事にするんやね」
「初期メンバーだしね、ここまでずっと世話になってるから」
「ふーん、なんか妬けるわぁ」
そう言いながら、結局ダンジョンの中まで手を離してくれなかった。
ノーネーム レベル1
キカザル ランク8
強さ 8 物理的攻撃力
器用 8 命中率
素早さ8 回避率、移動速度
知性 8 魔法的攻撃力
耐久力8 HP基準値
賢さ 8 MP基準値
HP 8
MP 8
スキル 物理無効
レベルアップ上昇値 各1、固定上昇値 強さ8 器用8 素早さ8 知性8 耐久力8 賢さ8
通常のランク8よりは上昇値少ない。
少ないけどさ、それでも80レベルで余裕でステータス700超えてくるんだけど。
恵比寿に任せればなんとかしてくれるかな。
どっちにしろ俺は応援しか出来ないけどね。
がんばれー。




