動物園
サファリパークのダンジョンにやってきた。
「あーにーきー!」
向こうから手を振って駆け寄ってくる奴がいる。
「た、たかし!」
「グべゴボラァ!」
思わずラリアートしてしまった。
「なんでお前がここに居るんだよ!」
「遥香ねぇさんに聞きました」
誰がねぇさんだよ。
「次からは俺達の予定教えないようにクギ刺さないと」
「待ってくださいよー!俺役に立ちますってー」
「いや、人数オーバーで経験値入らないから、あ、し、で、ま、と、い!」
「俺だって調べて来たんですからね!
ここの銀なら1体分だけど、金なら2体分経験値の数増えるんでしょ!
それさえ手に入れば人数オーバーとか解決ですよ!」
「それってボスモンスターのレアドロップだって知ってて言ってる?」
「数こなせば出ますって」
「ボスモンスターの出し方は?」
「…え〜っと、なんでしたっけ?」
「え〜っとじゃねぇよ、俺も調べたけど、ここはボスモンスター倒したら1時間後に何処かにリポップ、しかも最奥ではあるけどランダムな場所に出るから同じ所とは限らない」
「そうなんですね」
「早いもの勝ちになるからね」
「あ、でも、それならなおのこと俺役に立ちますって!」
「どういう事?」
「俺が別行動で他の場所見張っていれば、そこに出たら俺が先に手を出して時間稼いでいる間に合流するんですよ」
「あーなるほどね、でもどうやって連絡する?」
「事務所に多分連絡用のレシーバーあると思います。
芋掘りダンジョンでもレンタルしてたし」
「………一緒に頑張ろう!」
俺はたかしと固い握手をした。
「はい、じゃあレシーバーとコレがレンタル票ね帰る時返してね、ちなみに発信機になってるから、ダンジョンで遭難しても安心よ」
安心、ではない。
作戦としては、まずボス倒して、そうしたらパルとリッツたかし、ドンとルナと遥香、俺とノバに分かれて出やすいって言われてる場所を3ヶ所抑える。
見つかったら、レシーバーで連絡みんなでそこに集合
これを繰り返す。
よし!完璧だ!
4時間後
「しんどい!」
テイマーをする人自体が少ないせいもあって、ボス戦自体は順調にこなせている。
ただ、移動中に徘徊しているモンスターにあってしまうせいで、思ったより集合に時間がかかる。
集合できてないうちは少人数でボスと対峙しないとならない。
「もうさ、1時間経ったら順番に出そうな場所回るでよくない?
誰かに取られたら取られたで良いから」
「え、いや、でも、せっかくレシーバー借りたし、俺の存在意義薄れるし」
なんか、たかしがブツブツ言ってる。
「え、嫌なら帰って良いよ」
「あにきーそれは無いですってー」
「刀あげたし、スキルも取ったし、充分だろ?」
「え、だから、それの恩返さないとって思って」
「なんかさぁ、お前いるとなんだかんだで美味しい所持っていかれる気がするんだよねぇ」
「そんな事ないですって!今回はあにき用のアイテム狙いですし」
「うーんまぁ良いけど、戦闘に参加しないでね」
「はい!遥香の姉御の護衛に徹します!」
「私、姉御じゃないです」
ずっとウサギともふもふしてた遥香ちゃんがそこだけはキッパリ否定した。
「よし、1時間したら各ポイントチェックしに行こう




