換金
リッツ レベル1
プリティジャスティスラビット ランク4
強さ 114 物理的攻撃力
器用 110 命中率
素早さ147 回避率、移動速度
知性 150 魔法的攻撃力
耐久力117 HP基準値
賢さ 146 MP基準値
HP 115
MP 140
スキル ラビットダッシュ
体当たり
身を守る
膨む
スマイル
鳴く
ジャスティスジャッジメント
なんか物騒な名前のスキル覚えたな。
今回の換金は魔石 147個×150円 22050円
肉 41個×800円 32800円
牡丹 7個×5000円 35000円
毛皮 30個×500円 15000円
牙 17個×1200円 20400円
合計 125250円
魔石以外の半分は彼女のものだから、51600円と日当の1万円を彼女の口座に振り込むように手続きしてっと。
「やっぱり貰いすぎです」
遥香ちゃんが上目遣いでこちらを見る。
身長的にこうなるんだろうけど、強烈に可愛いな。
「納得して契約しているから気にしないで、今日は時間も中途半端だしお昼食べて帰る?」
「うーん、出来ればもう少し探索したいんですけど…」
上目遣いって、すごい威力だななんでも許してしまいそう。
「じゃあ、4階行こうか?ちょっと3階じゃしばらく大量に稼げなさそうだし」
「はい!ありがとうございます!」
お昼を一緒に食べて、その後はまたダンジョンに戻ってきた。
今回は事前に話した通り4階に降りる。
あれ?
なんか今までと雰囲気違うぞ?
芋畑は一緒なんだけど、いきなり出入口付近に強面の見張りが立ってる。
「おい、お前らは何しにきた?」
いきなり不躾な態度で詰問された。
え?なに?こっわ。
「モンスターと戦いたくて」
「そっちの小さいのは?どう見ても戦力じゃなさそうだが?」
「あ、ポーターの子です」
「そんな小さいのがか?ここの階の芋は高級品なのは知ってるな?」
「へ?知らないです」
「はぁ!?お前はそんな事も知らないのか?この階で取れる芋は高級ブランド品『闘紅』で1つ1000円っていう特別な品種だ!勝手に取ったの見つけたらタダじゃおかないからそのつもりでいろ!」
このダンジョン、別にあんたらの私物じゃ無いだろ!
口には出せないから心の中で言っておこう。
「あ、モンスターと戦ったら帰りますんで、いっぱいいる所教えてもらえますか?」
「案内出来るやつ呼ぶからそいつと一緒に行け、おい!たかし呼んできてくれ」
うわぁ、監視役つけるのかぁ。
「あ!」
呼ばれてきた『たかし』はこの間ボコボコにした奴らのリーダー格っぽいやつだった。
「なんだ知り合いか?まぁいい、コイツらをモンスターの多い所に案内しろ。絶対芋畑に入らせるなよ」
「は、はい」
上下関係はっきりしてるなぁ。
「よろしくお願いします」
一応挨拶はしっかりとしとこ。
「お、おう」
あれ?ちょっとビビってる?
前回の訓練の効果かな。
たかしに案内されたのはやっぱりこの階の山の麓だった。
ここのモンスターって山から降りて来るんじゃなかろうか?
「なぁなぁ、ここのモンスターってあの山から来てるんじゃ無い?何処から来てるとか分からない?」
「さあな、俺たちは山には入るなって教えられてるからな、お前が入りたいなら勝手に入れば良いんじゃ無いか?」
ふーん、俺たちならどうなっても良いって事なんだろうな。
「どうする?気になる?」
とりあえず遥香ちゃんにも聞いてみる。
正直俺はどっちでも良いし。
「うーんリスクに対するメリットが少なさそうですね。
ここってみんな芋掘りしてて全然モンスター退治しないから、そのうち氾濫起きそうですし。
モンスター氾濫して討伐クエスト発生してから来れば良いと思いますよ。
その方がお金になります」
遥香ちゃん割と直球な言い方するのね。
「お、お前、何言ってんだよ!氾濫とかそんな簡単に起こるわけ無いだろ!」
やっぱり、氾濫ってフレーズには敏感になるよね。
「そうですか?ま、氾濫しないならしないで放置でいいんじゃないですかね?」
遥香ちゃん男前すぎる。
そんな話をしながらオークの集落地までやってきた。
「40匹くらいかぁ、遥香ちゃん頑張ってね」
「はい!頑張ります!」
よし、じゃあ始めよう!
「テイムリンク」
「ヤァァァハァァァ」
これで向こうのオークは一斉にこっちに気がついた。
「ちょ!お前なんて事してんだよ!」
まぁ、こっそり隠れて奇襲って思ってたよね。
でも、こっちの方が効率良いんだよね。
今回はルナも参戦する。
ルナの闇魔法で相手を片っ端からブラインド状態にしていく。
対象が重ならないようにノバがピンポイントで足を狙いつつパラライズをかけていく。
遥香ちゃんがスリングで当てた相手はパルが始末していく。
リッツは遥香ちゃんの護衛メインで隙を見てドロップ品を回収して遥香ちゃんに渡す。
見事な連携だね!全滅まで10分掛からなかったよ。