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確保

「なんだポーターもしらねぇのか?荷物運び専門の探索者だよ」


「そんな人達いるんですか?」


「ああ、何もダンジョン探索に向いた職業ばかりじゃないからな」


「え?クラスチェンジすれば良いんじゃなくて?」


「かぁぁぁお前は分かってねぇな!クラスチェンジは同じ大グループ内でしか出来ないんだよ!」


「大グループ?」


「お前が思っているのは、戦闘っていうグループの奴らの話だろ?他にも一般と生産のクラスがあるんだよ!

俺たちはファーマーってクラスだ」


「知らなかった…」


「そんな事も知らないとか、お前は大した調べもしねぇで探索者になったんだろ?

世の中にはな一般や生産になってもダンジョン探索したいって夢を捨てきれない奴がいるんだよ。

そういう奴がポーターやってる。

まぁ、良かったら雇ってやりな」


知らなかった…夢を諦められないって辛くないのかな?


「おいおいおい、あんまり深刻な顔するんじゃねぇよ!

あいつらは、あいつらでプライド持ってやってるんだから、下にみたり、憐れんだりするんじゃめぇぞ!」


「はい、分かりました!教えてくれてありがとうございます!」

俺は深々と頭を下げてダンジョンから戻ることにした。


1回お姉さんにポーターの事相談しよう。

今回のオークの武器は諦めよう。


「こんにちはー」

ウサギ小屋のお姉さんを訪問した。


「あら少年、どうしたの?」


「ちょっと相談したい事あってぇ、ポーター雇いたいんですけどぉ、あ、これついでに換金お願いします」


「えぇぇ、こっちに換金持ってきたの?ここあんまり現金置いてないから振り込みで良い?」


「あ、はい」


「うんと、ポーターだったっけ?誰でも良いの?」

なんか、あっさりしてるなぁ


「なんでポーターの事教えてくれなかったんですか?」


「甘えないの!探索者は自分で調べて、自分で生きていくもので、誰かに頼ってばかりいたらいつか死んじゃうからね」


「はーい、わっかりましたー」


「拗ねない、拗ねない、とりあえず誰でも良いならあいそうな人探しといてあげるわ、SNSの連絡先教えてあげるから、次来る前の日に連絡して」


「え!連絡先交換して良いんですか?」


「あ、業務連絡以外で連絡よこしても無視するから、してこないでね」


「うっ、はい」


「普通は教えないんだから、教えてもらっただけありがたく思いなさいよ」


「はい、あ、ちょっとダンジョン行ってきます」


「ん?テイムしてくるの?」


「あ、はい、31になったので」


「あーじゃあ、10階のボスは小高い丘の神社みたいな所にいるから、そこ行ってね。

今までみたいに全滅させても出てこないからね」


「はい、ありがとうございます!行ってきます」


「気をつけてね」


「はい!」

なんだかんだで甘やかされてる気がする。


10階まで降りて行って、ボスモンスターをテイムして帰ってくる。


朝早かったけど、ここに来た時で既にそこそこ遅かったので時間短縮のためにも途中は何も拾わずにテイムだけにした。

「帰りますー」

プレハブにちょっと顔出して声だけかけて帰る事にした。


ルナ レベル1

ムーンラビット ランク4

強さ 1 物理的攻撃力

器用 3 命中率

素早さ7 回避率、移動速度

知性 12 魔法的攻撃力

耐久力4 HP基準値

賢さ 7 MP基準値

HP 4

MP 7

スキル 闇魔法Ⅱ

    幻影


あー、テイムする前に見るのわすれたー

なんだろう、闇魔法Ⅱが潜在強化された部分かな?

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