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学園の謎教師  作者: 太山 ざら草子
1/1

プロローグ?


 空を見上げるとどんよりとした曇り空で、まるで今の俺の心境をそのまま写したかのようだ。…なんて柄にも無いことを考えてしまう程憂鬱だ。


 そんな俺に、黒髪で背中に大剣を背負った筋骨隆々の男が話しかける


 「おいおい、そんな真顔でため息つかれても怖いだけだぞ」


 おっと表情を作り忘れていたようだ。


 「いやいや!そんな嫌そうな顔されてもどうにもなんねぇぞ!」


 はぁ?じゃあどうすればいいんだよ! 


 「そんな目でこっち見るなって、仕方ないだろ。…上からの命令なんだから」


 いや、マジかよ。本当にやるのかよ。


 「というか、お前そんな感じでこのまま行くんじゃないだろうな」


 うーん、流石にこのまま無口はダメやな。


 「おい!聞いてるのか?」


 …まぁ、キャラ作れば何とかなるだろ。けどなぁ、クソだるいなぁ


 「おいって!…お前教師になれって言われているのに、そのままだとやってけねぇぞ!」


 「……あぁ、わかっている」


 「やっと喋ったかよ…。まぁ、俺は伝えたからな」


 はぁ、仕方ない。面倒臭いけど、上からの命令だしなんとかやってみるか。うん、、多分、何とか、きっと、どうにかなるだろ。、、うん。








————————————

 



 


 今日から待ちに待った学園生活がはじまる。ここ、アレスティア学園は、この国一番の学園だ。そして今日はそのアレスティア学園の入学式があった。後は割り当てられた教室に向かうだけだ。


 「よし!がんばるぞ!」


 気合いを入れ直して教室のドアを開ける。すると視線が向くのがわかる。その視線を気にしないようにして、空いている席に座る。

 アレスティア学園は文武両道を掲げる学園である。そのため、周りの子を観察すると強いというのがよくわかる。席についてまじまじと観察してると、赤い髪の男の子が近づいてきた。


 「よう!俺の名前はグランだ。グランって呼んでくれ。これからよろしくな!」


 「うん。僕の名前はキシルス。呼びやすい言い方で呼んでくれていいよ。よろしくねグラン」  


 せっかくだからと色々話してみると、グランは僕と同じで田舎から来たようだった。


 「へぇー、お前魔法3属性使えるのか。すげぇな!」


 「ありがとう。でも、僕はそれくらいしか取り柄がないから」


 何て雑談していると


 「おい!そこの貧乏そうな奴ら!」


と、騒ぎながら身なりの良い3人ほどがこちらに来る。


 「ありがたく思え!俺様の下僕にしてやる!」


 先頭に立つ金髪の子が言い放つ。あまりのことに言葉が出ないでいると


 「流石エルファン様!このような下民をも気にかけるとは、懐の広さがちがいます!」


 「そうだろう。そうだろう。お前ら、俺様のことはエルファン様と呼べ!わかったな?今日からお前らは俺様の下僕だ」


 「はあ?何で俺がお前の下僕に成らなきゃなんねぇんだよ!」


 流石に我慢ならなかったのか、グランが言い返す。


 「な、なんだと!貴様!」


 「なんだ!断るのか!」


 これはまずい


 「ちょっ……


 ガラガラガラッ 止めようと思ったその時教室の扉が開いた。ついさっきまで騒がしかった教室が一瞬で静かになった。


 カツカツカツ靴の音が教室に響く。


 「俺が今日からこの担任を務めるアル=アシュタリアだ。よろしく」


 これが先生と僕らの出会いだった。




 




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