092_気付かれない認識されない最強の敵。
吾輩は悪役令嬢である、名前は、誰も知らない知られちゃいけないので、今日もない。
気付かれないということが最強で最恐で最狂という感じの覚書よ、
そうなのよね、あてくしは表面上はテンプレートな悪役令嬢ですけど、
その実はちょっと広めの環境をどうにでもコントロールできる、
陰の支配者的な立ち位置なのよ、別に管理しているつもりはないけどもね。
片手間にできるのよね、正直、記憶を改竄すれば、
どうやっても、どうにかなるのよ?
さらにこの環境の特性上?術式資源の性質上?
情報に直接介入すれば、物理的な変化も可能なのよね、具体的に言えば死者復活とか?
物質の再生も、資源の無限採取も、それほど難しくないのよね、
そのリソースは、というと、混沌を観測特定しないやり口での術式で、
どこからか前借りすることができて、
さらにそれを踏み倒すことができるのよ、自身の自我が揺るがない限りね。
それはいわゆる神様じゃぁないかという疑問には、
その通りよ、物語的には神様なのよあてくし、
全知全能になった瞬間に自己否定して存在があやふやになる系の、
どちらかというと舞台装置的な立ち位置なのよね。
覚書のどこかで書いたかもしれないけど、
身も蓋もないのよ、容赦ないのよ、
それこそ、娯楽小説にしようとするなら、
一行で終わるのよね、神はそれが為したいように、為した、めでたしめでたし、なのよ。
ただまあ、それでは面白くないですし、
どのように成すのかを、書き連ねてきたり、
地域紹介とか種族紹介とかでお茶を濁してきたりしてるのね、
正しくこれはあてくしの個人的な覚書なのよね。
自己確立のためのメモと言っても良いかもしれないわね、
ある程度あやふやに、観測しておかなければ、
収束の一歩手前までいかないので、結果が得られないのよね、
情報技術の一つなのかもしれないわね、あなたの知っているそれとは違うかもしれないけど。
ではあなたは何が楽しのですか?とか聞かれるならば、
悪役令嬢という役割をすることが、ロールプレイをすることが、
結構楽しいのよ、というか、それがあてくし転生前に生きていた世界の、
主たる目的よ?いかに自我を保って、わがままに、行動できるのか?という娯楽ね。
油断するとすぐに混ざるのよ、というかある程度干渉しあっていることが前提なのよね、
でその力、情報をどのようにいなしていくのか、取り入れて反射して、
反響して、自身の、自分の領域を確保していきながら、無意識を制御していくのか、
もしくは逆に暴走させて楽しんでいくのか、というそれが、まあ、生きるということだったのよ。
こちらの環境に移行した時点での観測だけど、
広いのよここ、無意識領域で距離を語るのもナンセンスなんだけど、
同族がいないのよね、なので、うっかりすると希釈してしまって、
消えそうになるのよ、結果、行動範囲が、零の国周辺領域に止まっているわね。
ええまあ、それなりに制限はあるのよ、緩いですけどもね。
今日はここまでね。




