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079_土地が広大であるなら開拓は楽かな。

 吾輩は悪役令嬢である、名前は、最後のフロンティアを探すのに余念がなく、今日もない。


 大地についての覚書ですわよ、

 以前にも書き留めておきましたけれど、ここの環境はリングワールドよ、

 ラリイ・ニーヴンが表現したものをイメージすると、しやすわよ、

 知らない?知らないわよ、読みなさい、古いけど面白いわよ。


 とにかく広いのよ、まあ、当たり前よね、

 公転軌道上に帯状に広がる大地よ、狭いわけがないわね、

 その帯もおおよそ、昔地球だった頃の、極地間距離の、

 三倍くらいあるのよ?まあ、離れてみると紐にしか見えないけどもね。


 大地自体が緩く回転しているので、重力?を発生しているわね、

 ここはお約束通り1Gよ、別に変化させる理由はないわよね、

 その回転によって、一定の向きに風が吹いているわね、

 偏西風と言って良いのかしら?


 軌道が不安定にならないのか?ですって?

 ならないわけがないじゃない、だから細やかに調整してるわよ、

 この長大なリング自体が、無意識に身をくねらせて、

 心地よい距離感を保っているのよ。


 そうよ、ある意味この公転軌道上の細長くて巨大なリング、

 生きてるのよね、生命体と見なすことができる、が、

 より正しい表現なのですわよ、

 蜂や蟻に近い群体的な生命体の集合なのよね。


 太陽との距離が一定になるように、それが心地よいように、

 調整されているのよ、もちろんその好みとか生態が、

 変化しないように、多重のバックアップと監視体制を、

 構築した上でね、まあ、冗長性は結構あるわね。


 大地の寿命は長いわよ、

 群体を構成する個々の寿命もそこそこ長いわね、

 数百年規模あるもの、そして種の推定寿命は果てしないわね、

 先に太陽の方が燃え尽きるわよきっと。


 まあ、宇宙的なスケールで言うならば、

 やっつけ仕事の、その場かぎりな、工法なのよねこれ、

 永遠には持たないと言うか、

 恒星の寿命、そのかなり手前までしか使えないのよ、インスタントなのよね。


 使い捨てとも言うわね、お湯をかけて3分と言うほどではないけど、

 一シーズン持てばいいわよね、的な、テントとか、

 仮設住宅のような、位置付けではあるのよ、

 なので、せいぜい、太陽クラスの恒星寿命年月以下しか保証されていないと言う。


 まあ、儚い大地ではあるものの、

 その上に住まう存在が、さらに輪をかけて儚いものであるので、

 バランスは取れているのよね、

 誰がこの大地を作ったのかって?そこが分からないのかインスタントの仕掛けなのよ。


 特定してしまう、事象が確定してしまうことを意図的に避けることによって、

 なりったっている工法なのよね、

 予想と、確率でしか語られないわけなのよ、

 その分、使用できる?できた?資源は、質量保存のそれを無視しているわね。


 分からない?そうね、まさに”まだ君たちには早すぎる”のよね、

 だけれども、すでにわかっていて、意味があって忘れている、

 場合もあるかもしれないのよ?

 まあ、適当言ってるだけかもよ?あてくしただの悪役令嬢ですし。


 今日はここまでね。

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