002_そもそもいかにして転生したのか?
吾輩は悪役令嬢である、名前は、今日もない。
この乙女ゲーム世界に吾輩が転生した原因というか要因は、
とどのつまりいわゆるチートな能力由来である、
覚書が終わってしまった……。
つまるところ、状況やら環境やら、設定やらの知識を、
得ている状況そのものが”ずる”であるという、ことでもある。
いやまあ、意図してやったことではない、とも言い切れないところが、
非難されても仕方がないところではある、が、気にしない。
吾輩悪役であるからして。
便利だな、自分か悪であることを肯定的にとらえておくと、
悩む無駄が省ける、
成長しない、という負の側面はありそうではあるが。
生来持っている能力が人並み外れて優れているからそれは”ずるい”とは、
そもそもおかしな話ではある、
当人に罪はないであろうし、それを十分に活用することもまた、
悪いことではない、いやまあ、悪くても構わないわけだが吾輩は。
悪役令嬢というものは、
誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われてなきゃぁダメなんだ、
とか言ってみたりもする、
孤独のグルメは好きです。メモ:食への趣味はのちに極める方向で。
別に白い部屋で神様にあって、
転生することを知らされて、
能力を付与された、とかは、なかったわけで、
普通に前世を終わらせてから、転生した、というカテゴリ。
それなりに満足した前世ではありました。
いやまあ、自然死ではなかったので、
それなりに思い残しはあったりしたわけだが、
無事に転生できたので、大体”ちゃら”なわけです。
前世の性別は同じく女性であったけれども、
いろいろ”チート”能力絡みで、男性の感性も持ち合わせていたりする、
両性具有な感じではない、とは思うが、
精神的には、両性かそれ以上を網羅している、かもしれない。
自己同一性をしっかり持っておくことも、目標のうちか?
まあ、そこは別に曖昧になっても、どうにかなる、かもしれない、
油断はしないようにしておこう、
あくまで傲岸不遜、大胆不敵、悪役令嬢で。
悪役令嬢って、四文字熟語っぽいね。
それっぽい、言動を心掛けるべきか?
まあ、そこは、いずれ、自然体で行うべきことであるか。
おほほほほ、とか笑えば良いのであろうか?
このキャラの設定はどうだったのであるかな?
調査をゆっくりと続けてみることにしよう、
なあに、まだ慌てる時間じゃない。
サブカルに引っ張られすぎか、まあ、ゲーム的な世界だしむしろ自然か?
今日はここまで。