100_転生しましたあてくし悪役令嬢なの。
ええまあどうにかこうにか順調に進んでいきましたわね、
最後の覚書になるのよね、
こう、記憶野の一領域に書き込んできましたのよ、
外部とか内部とかあまり関係ないわけですわよ。
基本どこにでもバックアップが取れるわけですし、
虚空に発散しておけば、さらにまた転生の種になるわけよね、
情報そのものが生き物であるあてくしですもの、
その辺りは本能?的に行動できますのよ?
大体の仕込みは終わりましたし、
遡っての改変も終了いたしましたわね、
未来にあたっては、能力の都合上、不確定ですわね、
いえまあ、存在そのものが不確定であるからこその剛腕ではあるのですけど。
大体はうまくいくはずですわ、
失敗しても、まあ、大筋で取り返せば良いはずですし、
どうにでも取り繕えるわけでありますわね、
環境の破壊からの滅亡?それはもうどうやってもあり得ませんわ。
どうなるのかわからないのは、あてくしがどう生きるかですわね、
情報の連鎖や、反響やら、感動の度合いやら、
目隠し状態での、ダンスパーティみたいなものかしら?
どこでどうぶつかって、華麗に立ち回るのかとか。
いい絵が撮れると面白いのですけど、
あとは心配と言えば、
同郷の方々が転生してきた時の対応ですわね、
こう、集合的無意識のようなところの、firewallを構築させないと。
その方面でも環境適応というか、知識のお披露目からの、
個体単位での学習は、必須よね、
あてくしが来たのですもの、もっと厄介な存在が、
転生することもあり得ますものね。
むしろ虚の王とか、環境暴走とかよりもずっと大切なお話よね、
あてくしの遊び場がなくなってしまう、
つまらなくなってしまうのは、
これは許されないわよね、ええ、この思考は独善的で悪役っぽくていいですわね。
肉体的な美醜は多分おそらく美しさに振り切れているわよ、
まあ、両親ともに美形ですし、一応遺伝子が仕事しているのよね、
多少、あてくし自身も干渉しましたのよ?
悪役顔すぎるのもねえ、それはそれで面白いですけど。
綺麗にドミノが並べられているみたいですわね、
別にそれほど苦労はしていないけれども、
デザインにはちょっとこだわったのよね、
前職の影響が出てるわね、職業病かしら、黒幕の悪役っぽくはあるわね。
あとはちょっと手を出せば、
パタパタと進んでいくわね、ピタゴラスイッチとかとも言うのかしら?
ちょと、年甲斐もなくワクワクしてきたわね、
違うわね、若いわよ、あてくし、なにしろ、
そう、あてくし、これから生まれてくるのよね、
羊水の中は心地よかった気がするわよ、
あーそれもおしまいね、そろそろ出産みたいですわ、
では、また、いずれ、そして
”HelloWorld”
よろしく世界。
「無事に生まれました、母子ともに健康です」
「ああ、よくやった、お前、元気な女の子だな」
「あなた、この子のお名前を」
「そうだな、この子の名前は
あてくしは悪役令嬢である、名前は今決まったらしい。




