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スイミー

作者: 山本大介

 子供の頃の記憶。


あれから幾十年経ち

色褪せた絵本スイミーをみる度に思い出す

あの時は

よく分からなかったけど

先生・・・

僕は

スイミーになれただろうか


個性が際立ち

浮いていた

幼き頃

先生は信じてくれていた

お別れの時

貰った

スイミーの絵本


ただ貰って

喜ぶボクに

先生は

スイミー読んでね

いつかきっと君は

輝く時が来るから

そう言って笑ってくれた


母は

先生が

ボクは大器晩成だって

言ってたよと

嬉しそうに教えてくれた

ボクは意味が分からず

尋ねた


それは

大きくなって

立派になるって事よ

ふーん

ボクは胸がぽかぽかした

大器晩成

ボクは言葉を繰り返す


あれから幾十年

先生

ボクは

先生が思ったような人になれましたか

まだまだ

まだまだですね

そっと私はスイミーを閉じた


 今回はオチなしっ。

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― 新着の感想 ―
[一言] 思い出深い絵本があるってとっても素敵なことですね♪ いつか輝ける日がきますように(* >ω<)
[良い点] 読む前から、 オチの、心の準備をしてしまいました…汗m(_ _)m いや、しかし… しんみりと、伝わるのです… スイミー… 大きな勇気は、ありませんが、 詩…の中だけは、叫び続けたいです……
[一言] スイミー...懐かしい... あれって大介さんが子どもの頃からもあったんですね 当時はなんとなく読んでましたが、今思うととてもメッセージ性の強い作品ですね 
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