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自己朧幻視 ドッペルゲンガー  作者: 桜川 唯冬
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人生

どうもみなさん。桜川唯冬です。今回はドッペルゲンガー系を書いてみます。

自身では、長編をかくのは初めてですが精一杯頑張るので宜しくお願いします。

 夏の夜...俺はナイフを持ち一人静かに立っていた。

 歩道のど真ん中だ。周りには多くの人が野次馬として見に来ている。

 その少し前には警察が数人立っていて、その中の一人が声を上げる。

「君、そんなことはやめなさい!自殺なんかしても意味はない!」

 その一言に俺は少し怒りを覚えた。だから...俺は言葉を発する。

「じゃあ逆に生きていて何の意味があるの?生きる意味がないのに何で生きる必要があるの?あなたたちは知ってるか?その民衆の中にいる俺のクラスメイトを...」

 警官の言葉が詰まる。それはそうだろう...警官は俺がいじめられている事を知っている。俺が相談したのだ。

「知っているよね?俺...相談したから...なのに...なのに...あなたたちは何もしなかった...いじめられている証拠がないからって...助けなかったよね?言っておくけど、俺のクラスメイトは皆...皆俺に死ねって...生きている意味がないって言ってきましたよ?だから、俺はクラスメイトとして、彼らの願いを叶えるだけですよ...」

 俺は泣きそうな感情を抑え、必死に訴えた。

「俺はさ。好きな人がいたんだ。その人は...彼女は...いじめられている俺を助ける事までは出来なかったけど...でも、彼女は傷だからの俺に手を差し伸べてくれた。優しく、温かい手で俺を助けてくれた。傷の手当てをしてくれたり...本当に優しかった。嬉しかった。だから、気持ちを伝えた...なのにさ...俺がいじめられてるからって、彼女の友人が止めた..だから俺はフラれた...そうだよね?小深田愛実さん?」

 一人の少女に質問する。俺の初恋の相手だ。だが、小深田さんは何も答えずただ顔を下げ、服の裾を掴み、地面を見つめていた。自分に振られたのが怖いのか分からないけど、俺はその行動にも苛立ちを覚える。

「はぁ...そうだよな...嫌われてる奴を好きになる人なんていないよな...?もう疲れた。もういいよ...」

 俺は持っているナイフを首に当て、そのまま静かに首を切る。自分の首を切るのはとても辛くて怖くて...さらには自分の首を切るにはなかなかの胆力が必要で...だが、これが終われば幸せになる。それを信じて、ナイフを引いた。

どうもみなさん。桜川唯冬です。今回はドッペルゲンガー系を書いてみます。

自身では、長編をかくのは初めてですが精一杯頑張るので宜しくお願いします。

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