ゲームの世界へ
初投稿です。
※誤字、脱字等あるかもしれません。ご指摘頂けると嬉しいです。
2020年にVR技術が開発されて30年が経った。その技術の発展は凄まじく、最初は視覚だけだったのが、今では意識を仮想世界に移せるほどになった。
VR技術は元々ゲーム用に開発されただけあって、グラフィックはもちろんのこと、感覚まで再現できるようになっていた。もちろん、加減も調節できる。
また、ゲームの進歩も負けず劣らずだった。RPGゲームはもちろんのこと、FPSゲームなどもできるようになっていた。
そんなゲーム激戦時代の中、ある一つのゲームが注目されていた。そのゲームの名前は「トライブ・アース・オンライン」。MMORPGゲームである。
トライブ・アース・オンラインが注目を集めたのはキャラ作成で選べる種族の多さからだ。今までのゲームでは、人族、獣人族、長耳族、吸血鬼族といった所謂典型的な種族しか選べなかった。だが、このゲームでは、獣人族なら、ポピュラーな犬人族から、誰が選ぶんだと言わんばかりの蜘蛛人族まで多岐にわたる種族から好きなものを選ぶことが出来る。
そのような事もあって、自分のオリジナルキャラを作りたい猛者たちが、ゲームの予約をしまくっていた。それに感化された人もまた予約をするのだった。
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椎名 健人はこの日も会社から帰っていた。だが、今日はいつもと違い、内心ワクワクしながら帰っていた。
なぜ、ワクワクしているのかというと、今日が「トライブ・アース・オンライン」のサービス開始日だからだ。健人は、今朝会社に行く前にソフトを入手していた。家にはVRゲームに必要な頭を全て覆い隠すようなVRメットがある。つまり、帰ったらすぐにできるわけである。
「ただいまー」
返事はない。独身だからそりゃそうだ。
健人は夕食や入浴を素早く済ませ、早速パソコンにソフトを入れた。VRメットはパソコンに繋げて(無線)やるので、パソコンにソフトを入れれば自動的にVRメットと連動してくれる。
健人はそのままVRメットを被り、ベッドに寝っ転がった。VRゲームでは基本こうする。ゲーム中は現実の体は動かせないからだ。
寝っ転がった健人はVRメットの側面のスタートボタンを押し、意気揚々と言った。
「ゲームスタート!」
別にいう必要はなかったのだが。
こうして、健人はゲームの世界へと行ったのだった。
文章書くのって難しいですね。
いつも読む側でしたので、書く側の気持ちが分かった気がします。
感想などお待ちしています。