表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/74

 第1話 【性転換】 2 

 


 一筋の期待が頭によぎる。


 「まぁ、『女子生徒としては』いいんだけど、ねぇ」

 「え……?」


 期待が疑問に変わる。

 そしてそんな新太の変化激しい表情を見て学園長は不敵に笑む。


 「ほれ、みてみなよ。これが男女別の合格基準スコア」


 学園長の右手から繰り出された光の粒子が新太の前に文字を形成する。

 

 ーーーーー


 【男子生徒合格基準スコア】

 総魔力……C以上

 技術値……C以上

 戦闘能……B以上

 回復能……E以上

 

 【女子生徒合格基準スコア】

 総魔力……C以上

 技術値……C以上

 戦闘能……E以上

 回復能……B以上


 【参考】

 総魔力は魔法の持久力。

 技術値は魔法の制御能力。

 戦闘能は魔法戦闘の才能。

 回復能は魔法回復の才能。


 ーーーーー


 「なっ? 男女で合格の基準が違うんですか?」

  

 そんなこと、新太は初耳だった。

 いや、新太だけではない。黒影魔導学園入学希望者の全員がこのことを知るはずがないのだ。

 学園が試験の合格基準に関する情報を公開したことがないのがその理由としてあげられる。


 「そうだよ。なんでも、統計データとして男子は戦闘能、女子は回復能が高い傾向にあるみたいだからね……そして、同時にこれには例外もあるのさぁ」

 



 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ