Cannibalism
掲載日:2014/06/12
愛してるから君の全てが欲しいんです。
愛してるから君を触れさせたくないんです。
私以外には。
あぁ、そんな顔しないで下さい。
痛くないですから。
ね?
大丈夫です。
君も私が好きなんだから問題ありませんよ。
大丈夫。
優しくします。
私と一つになりましょう。
ぎゅっと君に抱きつくの。
そしたら体温が混ざりあってさらに愛しくなる。
そして髪の首筋に牙をむくの。
柔らかい肉に歯を差し込んで、溢れ出てくる液体は啜っていく。
ヴァンパイアっていうのはこんな感じなのかしら。
そんなことを考えてしまう。
君の抵抗で二の腕や背中に君の爪痕が残る。
それも愛しいのだけれど。
もう少し待ってね、君と一緒になるために。
ゆっくりゆっくり、君を味わうように時間をかける。
どれくらい経ったのだろうか。
君の抵抗は小さくなって、君の一部が次々に私の中に取り込まれていく。
ペロリと傷を舐めれば白い物体。
あぁ、ここまで深く取り込めた。
笑いが込み上げてくる。
君はもう私のもの。
君の全ては私のもの。
骨の髄まで残さず食べてあげる。
いただきますと手を合わせて、私は君を取り込んでゆくの。




