5.異世界の先行きチャートがあってないようなもの
とりあえず書きましたが、相変わらず短い
一応一週間に一度上げることを目標に頑張ります。
大型鳥類のソテーを食べ終わる頃、ジェムも中身のよく分からない肉の煮込み料理を食べ終えていた。
ビールのようなものを飲み干すと、徐に本題にはいる。
「簡単にお前がこれから進むべき 道は大まかに二つ、一つはこの町でなんとか金を稼ぐ手段を見つけて定住する。 もう一つ、俺としてはこっちがオススメなんだが、とりあえず用心棒になって根無し草生活、飽きるまでか、定住してもいいと思える町に出会えたらそこで定住。 どっちがいい?」
……どっちもなにも、いきなりすぎてついて行けない。
来たばかりのこの町に定住か、胡散臭い職業の二択ってどういうこと?
「 ええっと、来たばかりでどんな町かも分からない場所にいきなり定住ってのもアレだけど、とりあえずまず、用心棒ってなに?」
用心棒なんて単語、侍か荒くれ者のイメージしかないんだが、こっちでは違うのだろうか?
「ここで町から町へ移動するのには基本的に通行証がいる。 で、発行してくれる店で町から町へ移動する人間の護衛の斡旋とかもやってるんだが、その仕事を受けるには用心棒になる必要があるってことなんだ」
つまりよくあるファンタジーの冒険者ギルド登録みたいなもんだな、斡旋受けるのに職業一択なのが変わってるといえば変わってるが。
「用心棒にならなくても移動できないこともないが、別口で金を稼ぐ手段はいるし、その金で用心棒雇ってだと時間も掛かるし余り現実的じゃねえぞ」
まあニ択になった理由は何となく分かった。
「それはジェムも用心棒だから?」
「それもある」
やっぱりか、荷物の少なさと、全身から溢れてる根無し草感からの当てずっぽうだったのだが。
「『も』って事は他に何が?」
「いや、俺、自分で言うのも何だけど結構お買い得よ? ここいらでは一番腕が立つし、そのお陰でお前が一応独り立ちしてもそうそう死なない程度になるぐらい付き合ってやっても困らん位の稼ぎもある。 初期装備の金も貸してやるし、簡単な字くらい教えてやるよ、ほら、いいことづくめ」
うまい話すぎて逆に胡散臭い。
「そこまでしてもらう理由はなんですか? 後、この話に乗った場合のデメリットも聞きたいです」
「デメリットなあ、俺が多少スパルタだってことと、多少危険な場所に行く可能性もあるってことと、行き先は俺が決めるってくらいか、そこまでする理由っつっても、乗りかかった船だし、お前見てたら面白そうだし」
「何か娯楽っぽい扱いされてる気がするんですけど」
おもしろい面白そうって本人前に言うかね、普通もうちょっとオブラートに包むなりしそうなもんだが。
「だって実際面白いぜ、お前全然気づいてないだろ」
「何が?」
「俺とお前、全然違う言葉で喋ってんだぜ」
ジェムはあの読めない字で喋ってます。
透は勿論普通に日本語。




