夕と夜の詩
掲載日:2026/10/02
『彩雲』
彩雲が月に広がる夜
じょじょにピンクになるその雲は
どんどん、ふくらみ
紺色の空に混じる
蝉が鳴き
光の一本道が天に開ける
私は手を広げ深呼吸した
こんなに世界は美しい
『蝶々の指輪』
夜空を受けて光る指輪が
生きた蝶々に見える
銀色の花に止まり
ピンクゴールドの川面を泳ぎ
今、私の指に降り立った
鱗粉が乗った羽で星空を吸い
そして
飛び立つ
『世界が眠ろうとしている時に』
世界が眠ろうとしている時に
空は一時
オレンジ、黄色、薄い青に分割される
キレイな色たちはドンドン色を濃くし、
最後は紺に夜景が灯る
『雲を越えて』
雲を越えて、雲を越えて、雲を越えて旅に出よう
空は青にうっすらマゼンタを広げ、ピンクっぽい色をしている
あのつぶつぶの雲
あの薄い雲
あのもっちりした雲
地平の向こうまで広がって行く
雲を越えて、雲を越えて、雲を越えて旅に出よう
私も無限の形と色に変わる




