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告白

作者: 浜太郎
掲載日:2026/05/30

1. 

 この学校の99%のやつらに嫌われてもいい

 平気なんだ、君がいれば…


 そう叫んだ僕に 彼女は


 わたしだけじゃないんだ…


 そう言って、しばらくしてから 歩き出した

 僕の前を素通りして


─世界は 言い間違いに (あふ)れている─


 ※僕の学校の生徒数は1000人だった

  100人だったらよかったのに…



2・

 「君が 好きだ」


 それだけを書いて 彼女に送った


 しばらくして 彼女から返信が届いた


 「たいして親しくもないのに いきなり好きだ は ちょっと困ります」

 「というか びっくりして 引きました」


 丁寧だが 冷たい返信が届いた


─世界(いち)の美形か 有名人でもない限り 距離の詰め方は重要だ─


 ※彼女とは同じクラスなだけで2行以上の会話をしたことはなかった

  席が隣りだった時に無駄話をしておけば…



3.

 満天の星空の下で…


 なぜだか 誘ったひとは来ずに その友人と二人きり


 二人で 海と空を同時に眺めていると

 彼女は 少しずつ距離を 詰めてくる

 お互いの腕と腕がくっ付いた瞬間に 僕は…


 星もキレイだけど キミは もっとキレイだ…


 と 反射的に呟いて キスをした


 彼女は首を 僕の肩にあずけて 


 これは 嘘じゃないよね…


 と 呟いた後 僕の目を じっと見つめた


 

 僕は (たぶん10秒ほど間を開けて) 


 うん 嘘じゃないよ


 彼女に 返事をした…


─南の海と星空は いつも若者に 魔法をかけてしまう─


 ※その後、僕は彼女とつき合うことになった

  好きだった人は「よかったね」と祝福してくれた

  人生の正解は誰にもわからない…


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