告白
1.
この学校の99%のやつらに嫌われてもいい
平気なんだ、君がいれば…
そう叫んだ僕に 彼女は
わたしだけじゃないんだ…
そう言って、しばらくしてから 歩き出した
僕の前を素通りして
─世界は 言い間違いに 溢れている─
※僕の学校の生徒数は1000人だった
100人だったらよかったのに…
2・
「君が 好きだ」
それだけを書いて 彼女に送った
しばらくして 彼女から返信が届いた
「たいして親しくもないのに いきなり好きだ は ちょっと困ります」
「というか びっくりして 引きました」
丁寧だが 冷たい返信が届いた
─世界1の美形か 有名人でもない限り 距離の詰め方は重要だ─
※彼女とは同じクラスなだけで2行以上の会話をしたことはなかった
席が隣りだった時に無駄話をしておけば…
3.
満天の星空の下で…
なぜだか 誘ったひとは来ずに その友人と二人きり
二人で 海と空を同時に眺めていると
彼女は 少しずつ距離を 詰めてくる
お互いの腕と腕がくっ付いた瞬間に 僕は…
星もキレイだけど キミは もっとキレイだ…
と 反射的に呟いて キスをした
彼女は首を 僕の肩にあずけて
これは 嘘じゃないよね…
と 呟いた後 僕の目を じっと見つめた
僕は (たぶん10秒ほど間を開けて)
うん 嘘じゃないよ
彼女に 返事をした…
─南の海と星空は いつも若者に 魔法をかけてしまう─
※その後、僕は彼女とつき合うことになった
好きだった人は「よかったね」と祝福してくれた
人生の正解は誰にもわからない…




