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それでも君を愛してる  作者: 林 愛
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プロローグ

恋愛とはなんなのだろう?ただ子孫を残すためにある人間に元から備わっている本能なのだろうか?それとも、よく漫画やドラマでいっている特別な気持ちとやらのことなのだろうか?

ある有名な哲学者はこう言った「恋愛とは感覚的なものが、精神的なものに前進しようとする努力である」と・・・。

正直俺にはさっぱり分からない。馬鹿な俺は感覚的と精神的の違いさえもさっぱり分からない。だが、努力しなくてはならないのは、なんとなく分かる。まあ、何を目指して努力すればいいのか分からない俺には全く意味ないけど。

では、「好き」とは何なのだろう?この食べ物が好きだとか、この歌手が好きだとか、あの子のことが好きだとか・・・色々な場面で「好き」を使う。

だけど、同じ「好き」なのに全然意味が違う気がする。好きな女の子の前で「好き」を言うのは恥ずかしいけど、好きな食べ物の前で「好き」を言うのは別になんともない。「実は俺、ピーマンおまえのことが好きだったんだ」なんて恥ずかしながら言う奴がいたら、俺が断言してやる。変態だと。名前がピーマンという女性を好きになったならばしょうがないが、ピーマンさんなんて聞いたことないぞ。もしいたら小さい子が

「ピーマン嫌い」

って言う度傷つくのか。いや、その後のお母さんが

「だめよ。ちゃんとピーマン食べなさい」

と言う度複雑な気分を味わなければならないのか。もしいたら本当に大変だな。ピーマンさん。まあおそらくいないけど。

そんなことはどうでもいい。「好き」には何か深い意味があると思う。それは落ちこぼれの俺にも理解できる。

しかし、「好き」と「愛している」の違いがよく分からない。

「愛している」、溺愛しているということか?いや、「好き」だって溺愛しているときにも使う。じゃあ、「好き」よりもっと好きという意味か?でも、そんな基準は人によって違う。

これは、俺の「好き」が「愛している」になりそして恋愛が作られていく物語。思い出すだけで、耳が真っ赤になるくらい恥ずかしくて、でも、とても楽しくて、そして、同じくらい切ない物語。

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