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また部屋で1人になった。次は魔力の限り金貨の複製か、あ、スマホを増やそうか。奥さんやお嫁さん、三男さんや長女さんにもあってもいいよね。女性はノートパソコンを持ち運ぶのが大変だし、若い三男さんや娘さんには仕事をしないのであれば、スマホぐらいでちょうどいいのではないだろうかと、ちょっと失礼なことも考えたたりしていたけど、アーヴィンさんとそのご家族分のスマホを8台準備が出来た。昨日に比べても魔力が増えているような気がする。複製らくらくだった。

ジョアンナさんに声掛けアーヴィンさんと会うことにした。

ノートパソコン祭りは終わっているだろうか。


「ハナ様、何かございましたか?王家への献上品はまだまだ決めることができません。パソコンだけでもいいのではないかと思う次第です。難しいですね。でも、パソコンは神の英知です!物凄く楽しいです。オリバーもブライトも勉強しながらも楽しんでいます。」


かなり睡眠不足のような気がする。目の下に隈が出来ているよ。ほどほどにね。

はっ、アーヴィンさんの健康を気にしているのに、今回わたしは更に過酷になるスマホを持ってきている。いいんだろうか。でも、他のご家族も欲しいよね。3人だけ新しいおもちゃを持っているのは平等じゃないよね・・・。


「アーヴィンさん、ご家族の皆さんもお集りくださりありがとうございます。今日はスマホの実験にお付き合い下さい。」


「すまほ?ですか?」


「ええ、これを1人1台ずつお渡しします。わたしのスマホを複製したものです。」


恐る恐る手に取る方々。パソコンで少し異世界の家電に慣れたアーヴィンさん、オリバーさん、ブライトさんは少し余裕があるように見える。

メアリーさん、クロエさん、ユリアーナさん、リリスさんはこの家の女性陣、それぞれ違ってそれぞれ美しい。メアリーさんは凛とした美しさ、クロエさんは教師のようなクールな知的美人、ユリアーナさんはふんわりした可愛らしさ、リリスさんはメアリーさんに似た美人になるだろうでも今は少女と大人の女性に狭間、危うい儚さがある。でも、今はちょっとみんな不安げにスマホを手に取っている。爆発しないから大丈夫。


三男のゼブランさんはスマホに興味津々のようだ。スマホを裏返したりなでたりしている。

さぁ全員がスマホを手に取ったら、使い方を教えていくよ。

初めてのスマホに戸惑いながらも、検索、音楽、カメラと進む。


「パソコンだけではなく、このすまほでも検索できるのですね。凄いです!」


「え、なんですか。こんな小さな魔道具から音が聴こえます。聴いたことがない素晴らしい音楽です!ずっと聴いていたいです!」


「これは写し絵?なのですか?え?わたくしがこの小さな箱の中に?いったいどうなっているのですか?」


「この小さな板にいくつもの英知が!!!」


感激の悲鳴の声があがる。検索はスマホでもいけた。パソコン組は慣れているのか同じように使いこなしている。検索の注意点は再度しておく。嘘のサイトがあるから気をつけてね。これは本当徹底しておかないと。全部信じちゃダメだよって。最初は何が怪しいのかわからないかもしれないから、面倒でも聞いてね。と言うと、こっちの世界の人には直感というスキルを持っている人が多くて、領主家族もアーヴィンさん、オリバーさん、メアリーさん、リリスさんがお持ちで、ある程度嘘はなんとなくわかるのだそうだ。良かった。


音楽は動画が読み込めた。ブライトさんがお嫁さんにパソコンで先に見つけたお気に入りの曲の検索の仕方を教えている。


「ブライトこの曲も素敵!昨日もパソコンで音楽を聴かせてもらったけど、すまほでも聴けるのですね。素敵!」


「そうだろ、昨日の夜だけでは全部聴けなかったよね、これもユリアーナが好きそうだと思ったんだ。」


「ええ、とても好きだわ嬉しい。」


なんだか新婚さんなのか会話がいちゃいちゃしている。

その隣で、アーヴィンさんとオリバーさんが奥様方に検索の方法を教えたり甲斐甲斐しい。

カメラは近くにいる人で撮り合ってみた。あまりに綺麗に写るので、テンションが高くなる。

またブライトさんご夫婦がいちゃいちゃしていたけど、アーヴィンさんがご家族全員並ばせて撮って喜んでいた。


「おおこれは良い。皆で最近肖像画を描いてもらっていなかったから、落ち人様の英知で今を残せるのはとても良い。」


「これは多用しますと、画家の仕事が減りますね。」


「まぁ肖像画は肖像画の良さがあるし、これは手軽で一瞬だ。今はわたしたちしか使えないし大丈夫だろう。」


メアリーさんはお孫さんの写真を撮りたいと飛んでいきそうだった。


お孫さんはオリバーさんのところが5歳のアベル君と3歳のグレン君、次男さんのところが3歳のカロリーナちゃん、今朝、子ども部屋に案内してもらってお会いした、めちゃくちゃ可愛かった!!

「はなしゃま、かろりなでしゅ。」ととことこ歩いてきたカロリーナちゃん。小さいお手てに動くお人形さんみたいにめちゃくちゃ美幼女。声も何もかも可愛い。ブライトさんに似ている。柔らかいミルクティー色の髪がふわふわしている。大きなお目はクロエさん似かな緑色で綺麗。カロリーナちゃんに心打ちぬかれていると、アベル君とグレン君がわたしのスカートをひっぱってくる。

振り向くと、「はなさま、あべるともうします。」「はなしゃん、ぐれんでしゅ。」2人してご挨拶してくれる。か、かーわーいいーー。こっちも美幼児だ。2人ともおユリアーナさんの色合いに似ている。金髪がふわふわしている。自分の部屋にお持ち帰りしたいぐらい可愛かった。

日本では小さい子には縁がなかった、はぁこんなに可愛いんだ。挨拶だけだったのに、めろめろになってしまった。わたしも写真撮ってもいいならすぐにでも撮りに行きたいところだけど先にみんなにスマホの使い方を教えてしまいたいから我慢した。

メアリーさん後で一緒に子ども部屋行きましょうねー!


次は、これは試しにと、トークルームアプリをそれぞれの名前で登録してみたら、なんと使えた。全員のグループに、男性グループ、女性グループ、ご夫婦グループと各個人で作ってみて、スタンプを押して送って楽しんでみた。何故使えるのかはわからない。でも使えたのでそのまま使ってみることにした。日本でも何故使えるか説明できないものも使っていたしね。全部理解するの無理!


リリアさんが、若いからか一番使いこなしが早い。わたしが削除せずに残してしまっていた漫画アプリも読めたそうだ。リリアさんも「日本語使えて良かった!勉強したかいがあったわ。」と喜んでいた。

ゼブランさんは17歳と若いからさくさく進むかなと思ったけど、少し日本語の勉強が甘かったのか、入力に困っている時があった。三男ともなれば勉強も甘くなるのかな。騎士を目指しているから執務は苦手のままできたらしい。

妹の方が優秀だね。楽しいおもちゃ(スマホ)を手に日本語の勉強を頑張ってね。

トークルームは、屋敷の中であれば自由に使えることを検証できた。屋敷の外はまだ実験できていない。ゼブランさんやリリスさんが王都の学校に戻った時に試してみるつもりだ。


スマホからの物の購入はブレーキを掛けた。落ち人の世界の物を買うなら、3台のパソコンのみとした。やはり子どもの課金は怖い。なんでもできるけど、興奮状態で恐ろしいぐらい買い物してしまってはいけない。アーヴィンさんの家長としての決断だった。家長の言うことは絶対だしね。女性軍はまだ目の前で物を買うところを見ていなかったので、案外すんなり納得されていた。


トークルームはわたしも全体のものと女性だけのものに参加することにした。これでハナ様に連絡が取りやすいです。と女性陣に喜んでいただけた。

今まであんまりお話できていなかったものね。

まぁこの後、アーヴィンさんだけとのトークルームも作ることになった。ご当主様だからお忙しくて、了解を貰わないと動けないのは大変で。了解をもらうためだけに作ったのだ。ごめん。そしてこれが今後一番多く使うことになってしまった。アーヴィンさんお忙しいからね。


落ち人は、落ちてきたばかりの時はストレスで感情の揺れが激しいので、落ち着くまでは見守るのみというのがあるらしい。だから過度な接近はご法度ということで、わたしから声掛けない場合はそおっとして下さっていたようだ。

ほんと落ちてきて数日はいっぱい、いっぱいだったから、見守っていただいてありがとうございます。


ふう。パソコンもスマホも生理用品も少し方が付いてほっとする。自分のスキルも少しわかってきた。コピーアンドペーストとインターネットが使えるのは本当嬉しい。あとはこっちの生活魔法を少し使ってみたい。

浄化は使ったことがあるので、よし、『点灯!』おお。光った。部屋の中が明るいからわかりづらいけど、豆球のようにぴかっと光った。

ジョアンナさんに聞くと、領主館の灯りは魔石を入れた魔道具を使っているらしいけど、夜外に出たり、魔道具の持っていない庶民は点灯で夜に灯りを灯すのだそうだ。ダンジョンに入る時使えると便利だそうだ。


いつかダンジョン入りたいから練習しよう。『点灯!』ふふふ。コピーアンドペーストとインターネットも生活魔法だけど、点灯の魔法に心が弾む。だって魔法だよ。魔法。30歳まで処女なら魔法使えるかもと思うのは自分の残念さを隠すような自嘲だったけど、実際使えるようになるとしみじみ嬉しい。今日も寝るまで限界まで魔力を使おう。へろへろになって秒で気を失うように眠りにつくあの寝落ちの瞬間が結構すきだったりする。やっぱりわたしは変な子が成長しただけなのかもしれない・・・。ふっ、おやすみなさい。



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