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わたしも自分の部屋に戻って、王家に献上する前提でノートパソコンを複製した。スマホもいるかな。着ていたスーツと靴も浄化した後に複製したけど、やっぱり新品でも下着の献上は嫌だな。またの機会だね。
まだ魔力は残っている。あと、何を複製しようかなと思っていたら、ジョアンナさんがスライムを捕獲した冒険者が来たと伝えてくれた。
少し恥ずかしかったけど、領主の許可はいるものね、アーヴィンさんにも立ち会ってもらって、樽の中に入っているスライムに生理用品のナプキンをそのまま入れてみたら、しゅわしゅわとあっという間に消化してしまった。
おお、凄い。未知の素材でも消化してくれるんだ。
通販の段ボールはどうかと試してみたところ、段ボールも問題なしだった。日本の包装容器とかも、増えたらスライムに助けてもらおう。
アーヴィンさんもそう思ったのか、スライムを冒険者から買い取ってくれた。
館の下男に面倒を見てもらうそうだ。いつでも実験につきあってもらえそうだ。
生理用品のナプキンのことはアーヴィンさんに赤の時期のものだからと簡単に伝えて帰ってもらった。やっぱり男性にじろじろ見せるのはちょっと恥ずかしい。
ジョアンナさんには、部屋についてきてもらって、お願いすることしてみた。
生理用品のナプキンは個別に1個ずつ複製せず、通販サイトから昼用を1パック、夜用を1パック、サニタリーショーツ7枚、痛み止め1シートをセットにしてエコバックも購入してそこに詰め込んだものを、10セット作ってみたので、1度こちらの使用人の方に試して欲しいと言ってみた。
最初は何のことかと戸惑ったみたいだったけど、使い方を説明したら、「これが落ち人様の製品!落ち人様のことは皆興味津々なので使ってくれると思います。」と、了承してくれた。
とりあえず10人分だけど、1セットはわたしが手元に置いているので、いつでも複製できる。足りなくなったら声掛けしてねと伝えておいた。
自分がナプキンを使うためにいろいろ聞いたら、現実こっちの世界の生理用品が思ったより酷い状況だったから、もしかして上手くいけばいいなっていう同情の気持ちだけど、知ってしまってほっとけなかったんだよね。ボロ布詰めるって考えただけで無理―。
ジョアンナさんにエコバックに入った10セット分を机の上に置いてあるのでいつでもいいので持っていってねと伝えたら、ジョアンナさんは「嵩張るけど軽いので大丈夫です。」と全部一気に持っていかれた。凄い。めちゃくちゃ嵩張っているよ。ほんと。




