41
じんわりパソコンやスマホがこの世界に広がっていく。ただ、この国の人は小さな国で皆助け合って生きてきているから出し抜いたり転売したり自分だけが得しようと行動しない。悪人が本当極端に少ないと思う。そんなことすれば魔物が襲ってきた時助けてもらえないからね。まずは命が大事。
また、わたしが死んだらインターネットが使えなくなるから、そのままずっと使えるわけじゃない期間限定の能力だってみんなが知っているから、こっちの世界で似たものが作れないかと努力される。じんわりじんわりだ。もちろん、こっそりお小遣いで美味しいお酒を他に黙って飲んでいる人はいるだろう。美味しい料理をお取り寄せしている人もいるかもしれない。でも、そこに溺れたりはしない。勇者が喜ばれる世界はある意味過酷な部分があるんだよね。自分だけ得したように見えても大局で見たらダメっていうのを日本よりはるかに魔物という脅威を感じているからこそ肌身にわかるみたいなところだろうな。
勉強会から解放されてわたしは一足先に西の公爵家に帰る。今回は王都もぶらぶらできた。いいね。海外旅行しているみたいだった。異国の町の広場で将棋をしているご老人とかいたけど、異国の市場で梅干し売っていたけど、それでも楽しかった。
お土産買おうかなと思ったけど、一番仲良しのジョアンナさんとアビゲイルさんは常に一緒にいるからまぁいいか。




