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そうそう寝る目にあまった魔力を消化するためにも、アーヴィンさんに魔石を見てみたいと言ってみたら、すぐに大中小の魔石が届いた。魔石で灯りをつけたり、火をつけたり日本の電気がわりの役目をしているそうなので、複製出来たら役立てるかも。と、やってみたところ、大中小全部複製できた!今後はあまった魔力で魔石もたくさん複製しよう。これで魔石が安くなったら、買える人が増える。魔石が使えるようになったら生活の質が上がる人も増えるだろう。まずは公爵領地からだけど、頑張ろう。


「大中小全部複製できました!」と報告すると、アーヴィンさんが驚かれて「ハナ様、もし良ければお願いしてもよろしいでしょうか。」とダメ元でと屋敷の中の一番大きな魔石、サッカーボールぐらいあり、この館の中心エネルギー源のものを複製するために、秘密の部屋に連れていかれた。ここは当主しか入れない部屋らしい。これはたった1個しかなく替えがないそうだ。怖い。これをいつもどおり複製してみると、出来た。

アーヴィンさんが抱き着いて喜んでくれた。この大きな魔石はドラゴン級であり、Sクラスの冒険者がようやく討伐できるようなもので、ここ100年ぐらい更新ができなかったらしい。予備があるだけで随分気持ちが楽になったという。


「ハナ様のお陰で当主になってから初めてぐっすり眠れそうです。」


それだけの重圧だったんだ。予備がないってそりゃ辛いよね。わたしも馬鹿ほどの心配性だし慎重派だからその気持ちはよくわかる。

念のため、もう1個複製しておこうかということで、やってみたところ、ぎりぎりだったけど複製できた。その日は他のものは複製できなかった。まぁいいか。巨大魔石2個分複製が1日の限界だったのかもしれない。


2個複製したうちの、1個はわたしの部屋に置かれて、魔力が余ったら複製をお願いしますと言われた。イケオジに頼まれると弱い。アーヴィンさんも慎重派で、予備の無いことに常に緊張していたらしい。わたしの複製で気持ちが楽になるなら、あと数個ぐらいは複製してあげよう。

小さな魔石も屋敷中でたくさん使うので、それも魔力が余った時に増やしておく。通販サイトから物を買うのは、アーヴィンさんたちが自分たちで選んで買っているから、わたしは女性陣の希望を聞いて買う方が多いぐらいなので、魔力は魔石の複製に協力している。

アーヴィンさんに聞いてみるとみんなもインターネットや通販サイトでの購入に自分の魔力を使っているみたいだ。すっと体から抜ける感じがするって言っていた。

わたしの魔力使っているんじゃなくて安心だよ。


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