ユースフィリアの信念
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これからもコツコツ頑張っていきます
「殿下…」
「ああ」
殿下の元へ着き声をかけた。やはりまだ少し緊張した表情だ。
私たちは馬に騎乗し、じっと戦況を観察していた。私の愛馬のイベリスは連れてこられなかったので辺境伯家ご自慢の名馬を貸してもらった。
「ユウエスは、これからどう動くと思うか」
「…このまま魔法での撃ち合いが続いた後に各軍の主戦力同士がぶつかるでしょうね。その結果次第で殿下の立ち回りは変わってきますが…最終的には殿下と敵軍の王子の一騎打ちになるんじゃないでしょうか。…まあ、戦場初心者の甘い見通しではありますが」
「概ねそうなると思うが…」
王公諸侯‐加えて魔法使い同士なら尚更、お互いはっきりとした結果を示さなければならない。それだけ責任が重く、尚且つ主戦力になり得ると言うことだ。
殿下も敵国の王子も名の通った魔法使いだ。当然この戦いの意味は重くなってくる。
幾重にも張り巡らされた結界だが時々それを突破する魔法を殿下が撃ち落としている。結界は魔道具と光魔法の使い手が展開しているのだろう。二天魔法に分類される闇と光は貴重で、この結界が維持できなくなるも時間の問題だ。
「おおおおおおっ!!!!」
突然の怒号とともに、馬の蹄が地面を踏み鳴らす音が鳴り響く。
どこかの部隊…いや、きっと父たちの部隊だろう。真っ先に敵陣に突っ込んでいく父の姿が容易に想像できる。
我が家はそういう家系だ。重々承知している。
「…ユウエス」
「はい?」
「…大丈夫だ」
少し考え込まれるように放たれた言葉は短かった。本当に殿下は分かりやすい。けれど私もまだまだだ。
「ありがとうございます」
護衛対象である殿下に弱気を気取られては護衛失格だ。
…まあ、素直に少し嬉しいと思う。
「…私も私に出来る最善を尽くしましょう」
「…死ぬのは駄目だからな」
殿下がじっとこちらを見据えて言う。いつになく真剣な表情にたじろぎそうになる。
「大丈夫だ、お前なら」
ふっと表情を緩め柔らかく殿下が笑う。
「殿下も…殿下も死なないでくださいね」
思わず口をついで出た言葉に、意志が固まったのが分かった。
(私は殿下をお守りしよう…何事からも絶対に…)
それは一つの信念とも言い換えられるものだった。




