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約束です

短くてすみません(´;ω;`)

読んでくれてありがとう!


誤字報告またまたありがとうございますm(_ _)m気をつけます…


「…っ俺が帰ってしまったらお前たちはどうするんだ」

「なんとかします」

「…っ危険だ!」

確かにそうだろう。だが今でも十分危険な状態なのだ。かなりの量の兵糧を燃やした…敵は今にもここにやって来るかもしれない。


「…しかしそれが最善でしょう…ローレンを助けるなら」

少しずるい言い方かもしれないが事実だ。私は言い聞かせるように殿下の瞳を見据えて続ける。

「私が優先すべきは殿下の安全です…それが保証されない限り私は動くにも動けません」

「…分かった」

渋々ながらも殿下は頷いた。私は小さく息をはく。


「ミシャーナ、殿下を頼みます」

「は、いっ…ごめんなさいユウエスさん」

私は首を横に振った。最終的に判断したのは自分だ。自分でローレンを助けると決めたのだ。

「早く行ってください」

殿下たちを急かす。敵が来るにせよ、ローレンを助けるにしろタイムリミットは迫ってきているだろう。


「………」

「そんな目で見なくても今生の別れなんかじゃないですよ」

少しおどけて言っても、何かを見定めるように揺れる瞳は変わらなかった。

(そんなに信用ならないかな、私は…)

こういうときはつくづく弟のすごさを思い知らされる。私にできるのはただ形を似せただけの笑顔。


「…兵は動かさないでくださいね、殿下」

「……っ!」

殿下がバッと勢いよく視線を上げる。驚いたような殿下と視線がかち合った。


「ちゃんと帰って来ますから」

「…本当だな?」

「ええ」

一瞬当惑した顔をして、すぐさま念押しするように訊いてきた殿下に苦笑して返事を返す。

「約束だぞ…ユウエス」

私がきちんと頷いたのを見届けてから殿下はミシャーナを連れて転移した。


「…行くか」

誰もいなくなった空間を一瞥し踵を返す。

「パパに叱られるだろうな…」

気が重くなるが期待には応えるべきだろう。


スッと木に飛び移り意識を集中させる。

人は少なからずみな魔力を持っている。それこそ帝国で魔力判定に使われる水晶でも把握できないほどの微量の魔力を。探知できるほどの魔力を持ち扱える人間を人々は魔法使いと呼ぶ。


魔法使いでも魔力を察知できるものはいるが、その能力はガレディアス家に及ばない。

「―見つけた」

私は目的の場所まで全速力で森を駆けていった。

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