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- 健康・不老長寿の猫神 (「救鼠猫神」)-

小学5年生になった優輝くんのお父さんとお母さんは、優輝くんの学校の先生から優輝くんがいじめられているかもしれないと聞いて、とっても心配になりました。

お父さんは優輝くんの部屋に行って優輝くんの寝顔を見ながらどうしたらいいのか一生懸命考えました。でもいいアイディアはなかなか浮かんできませんでした。

優輝くんのお父さんはずっと優輝くんのそばにいて、一生懸命考え続けました …

小学5年生になった優輝くんのお父さんとお母さんは、優輝くんの学校の先生から優輝くんがいじめられているかもしれないと聞いて、とっても心配になりました。


お父さんは優輝くんの部屋に行って優輝くんの寝顔を見ながらどうしたらいいのか一生懸命考えました。でもいいアイディアはなかなか浮かんできませんでした。

優輝くんのお父さんはずっと優輝くんのそばにいて、一生懸命考え続けました。


…とそのとき、優輝くんのお父さんは、部屋の片隅に“チバにゃん”のぬいぐるみがおいてあることに気が付きました。


「そういえば優輝が小さいとき“チバにゃん”に助けてもらったな。“チバにゃん”! 優輝がまたピンチなんだ。 “チバにゃん”! “猫神様”‼ 優輝を助けてください‼」優輝くんのお父さんは “猫神様” の “チバにゃん” に何度も何度もお祈りしました。

そしてそのまま優輝くんのそばで眠ってしまいました。


「いじめ~のな~い世界に~ しようよ~ 」


優輝くんのお父さが気が付いたとき “チバにゃん” は「いじめのない世界」という歌を歌っていました。


「いじめ~のな~い世界に~ しようよ~ 」


“チバにゃん”が「いじめのない世界」を何度も歌うのを聞いて優輝くんのお父さが「チバにゃんは優しい。優輝のこと心配してくれてありがとう“チバにゃん”」と “チバにゃん”にお礼を言ったその時、優輝くんのお父さはパッと目が覚めました。


そして優輝くんのお父さんはハッとして急いでペンを手にとり、 “チバにゃん” が歌っていた歌詞を紙に書きとめました。そして急いでお母さんのところにいって

“チバにゃん”が歌ってた「いじめのない世界」をお母さんに聞いてもらいました。

そして「いじめのない世界」を聞いたお母さんは「この「いじめのない世界」を “チバにゃん”に歌ってもらいましょう」と言いました。


歌のうまいお母さんは、お父さんが書いた歌詞を見ながら「いじめのない世界」を歌って“チバにゃん”に録音しました。すると“チバにゃん”はお母さんの声で何度も「いじめのない世界」を歌いました。


翌日優輝くんのお父さんは優輝くんのクラスの人数と同じ数の“チバにゃん”を注文しました。すると数日後たくさんの“チバにゃん”が優輝くんのうちに届きました。そして全部の“チバにゃん”にお母さんは「いじめのない世界」を録音ししました。


次の日、お父さんは「いじめのない世界」を録音したたくさんの“チバにゃん”を

車に乗せて優輝くんの通う学校に行きました。そして優輝くんの先生に「誰からのプレゼントなのかは言わないで下さい」と言って、お母さんが歌う「いじめのない世界」が録音された、クラスの人数と同じ数の“チバにゃん”を先生に渡しました。


それから数週間経ったある日優輝くんのお父さんとお母さんは優輝くんの先生から「クラスの生徒がみんな優しくなったような気がします。ありがとうございます。優輝くんももう心配ないと思います」と言われました。そんな優輝くんの先生の

言葉を聞いた優輝くんのお父さんとお母さんは思わずほっとして一安心しました。


その日、家に帰った優輝くんのお父さんとお母さんは、優輝くんの部屋にいって、部屋の片隅においてある、むかし2人で街中で一緒に買ってきた “チバにゃん” を優輝くんと一緒に、強く強く抱きしめました。


「また“チバにゃん”に助けてもらったね。ありがとう“チバにゃん”! 大好き‼」


優輝くんのお父さんとお母さんの目から、とめどなく涙があふれ出していました。









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