第2話 革命 ②
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エッジオン帝国とは一体何なのか分からない。
恐らく、宇宙の中の惑星の事なのか、若しくは
惑星の中の一つの国なのか、それとも、この惑星Xの中の一つの国なのか。
テンゴたち3人は戦闘を開始した。
まずはネルソンが攻撃を加える。
そしてテンゴも攻撃を加えた。
ピローは気づいたら消えていた。
息をひ潜めてピローは敵の背後下方向にそっと近づく。
久しぶりに暗殺じみた行為を行おうとしている。
ピローはアストラデルタに暗黒フレアを打ち込もうとする。
「戯言は聞き飽きたぜ、そろそろ、おねんねの時間だ!」
スキル:暗黒サイドの陰の中から姿現したピローのスペースシップ
「地獄の炎は気持ちいいぜ!?くらえ!暗黒フレア!!!」
卍暗殺者卍のスペースシップから黒い球体が出て発射される。
アストラデルタと直線状に発射された球体は
周りにに黒い炎を纏いながらアストラデルタに着弾。
ダメージを与える。
アストラデルタの周りの砲台が何台か音を立てて崩れ、炎が出る。
彼曰く暗黒サイドは、身を隠しながら陰になり移動ができる。
デメリットとして、移動速度半減があるが仕方ない。
「暗黒サイドに暗黒フレア、どうだ?思い知ったか、闇のコンビスキルを!」
「その名も月下の夜想曲だ!!」
「ふはははははははははははは」
奇声のような歓声を上げる。
実際のスキル名は「暗黒フレア:スキル:ダークフレア」
「暗黒サイド:スキル:ブラインド」
であるが、卍暗殺者卍は自分の職業のスキル名を自分が勝手に呼び名を変更し使っているのだ。
「おい、そこの黒いハエ!!不意打ちするな!!!」
「俺に不意打ち攻撃した悪党が何を言い出す!!」
テンゴに不意打ちをしたアストラデルタは言い返された。
「まだ、私がしゃっべっているだろう!!最後まで言わせろ!!人の話は最後まで聞くってお母さんに習わなかったか??」
「お前たちの生みの親の顔が知りたいよ、やっぱりハエはハエだ!消し去ってやる!」
「覚悟しろ!地獄を見せてやる!!」
地獄と闇が大好きなピローは自分のセリフをパクられたと思っているのだろうか、言い返した。
このやり取りを一通り大人しく見ていたネルソンは、自分たちの置かれた状況をよく考え出す。
(先ほどのNPCの血といいドロップアイテムといい、まったく不思議だ。いつもだったら敵を倒したらドロップアイテムが浮いているはずなんだが)
(HPやMPなど目下に出ているはずなんだが、オプションコマンドが表示されないのと一緒で、HPやMPが表示されていない。)
(このLKOは延長されたと思うんだが一体どうなってんだ?)
(とにかく目の前の相手、アストラデルタとやらを始末して)
(話はそれからか…)
空中での戦闘はテンゴたちも慣れてはいるが、ゲーム内の普段は考え事などしないで躊躇なしにモンスターを攻撃している。
それは、モンスターや戦艦、飛行船などを破壊したらアイテム、ルメをドロップ出来るからだ。これがイベントであっても変わりはない。
だがここまで挑発的な敵も初めてで情報と言う物があまりにも無さすぎる
ピローは上空にそのままアストラデルタと対峙し、交戦を始めている。
テンゴはネルソンにアストラデルタに攻撃をしかける。
「ピローの奴、まだ、情報全部聞いてないのに、ネルソン、行くぞ!」
ピローはこの異常事態に気づいているのだろうか、いつも通りの戦闘に変わりないが、もし相手がNPCならお決まりの言葉しかしゃべらず、プレイヤーはその言葉を聞き、話しかけても決まった言葉しか返してこないはずだ
「さっきの借りは今すぐに返してやる!エッジオン帝国とは何なのか調べるのは後だ!」
「…確かにそうだな!それでは参る!」
・・・
・・
・
桃姫とチヒロが三頭身に長い耳にモフモフの触りたい感じの民族が
攻撃を受けて血を流していた場所に降り立とうとする。
青と白のスペースシップに乗ったチヒロが上空からジャンプして降りる
それに続き、ピンク色のスペースシップに乗った桃姫が続けて上空からジャンプて降りた。
先ほど乗っていたスペースシップをアイテム一覧にしまい込む。
白い羽を出しながらスペースシップは消えて行った。
モンスターに襲われていた、NPCを助けるかのように
モンスターにチヒロは攻撃を仕掛けようとする。
チヒロは持っていた剣を突き刺す。
「ブラスト!」
チヒロの肩から光の生えた翼が出現するエフェクトと同時に
剣先から光が出てモンスターを攻撃した。
モンスターは奇声を上げて、黒いチリとなって消えて行く。
チヒロはNPCであろう民族に話しかける。
優しそうな笑顔で話しかけた。
「こんにちは、怪我してるね?治そうか??」
桃姫は後ろに立ち尽くし、反応を伺う。
NPCのモフモフはビビりながら答える
「お前ら誰だ?エッジオン帝国の輩か?」
血を流しながら、動けなくなったNPCは恐怖に怯えていた。
チヒロは再び声をかける。
「違うんだけど…エッジオン帝国って何?…」
一瞬シーンとする。
もちろんチヒロがエッジオン帝国を知っているはずがない。
チヒロは構いなく話しかけた。
「まずは回復しよっか?話はそれからだね。」
優しく微笑みかける。
NPCはまだ怯えている。
「ヒール」
後ろにいた桃姫が呪文を唱えだすとNPCの血が無くなっていく。NPCは自分の体の傷がついたモフモフを触りりだす。
「これは…一体…??」
桃姫は無表情で答える。
「ヒールって魔法」
「君たちを助けに来たんだよ、その~エッジオン帝国からの襲撃から」
チヒロはエッジオン帝国が何故襲撃をしているのかを考えようとする。
「ありがとう…でも、帝国の連中じゃないのか??」
「帝国の事は分からいけど、うちらは…そうだね、宇宙の走破者たち(スペースランナーズ)とでも名乗っておこうか」
ギルド、宇宙の走破者たち(スペースランナーズ)とは一体何なのか
住民は考えるだろう。キョトンとした顔で二人を見つめる。
「私の名前はチヒロ、パラディンだよ。横のピンク色の服のビショップは桃姫って言うんだよろしくね」
回復した住民は立ち上がる怪我はもう大丈夫そうだ。
「僕の名前はヴァンチール、よろしく、この恩は絶対に忘れない」
「お前たちは魔法が使えるのか?…パラディンって何なんだ?魔法なら少しは知っているけど」
それより、まず先にチヒロと桃姫は聞きたいことがある。
エッジオン帝国とは何なのか、そしてこの星の正体。
ここの民族についてなどを探るために、再び、チヒロは語り掛ける。
「君ってこの辺の住民?」
「そうだよ」
「だったら出来れば村まで案内して欲しいんだ、この惑星の事も知りたいし」
その瞬間、周りにモンスターが現れた。
その数約100体が周りを囲んでいる。
ヴァンチールは二人に対して期待した目を向ける。
「まずは手始めに、この辺暴れまわっているモンスターを倒すわ、行くよ桃!」
「うん」
しかしこの数なら二人だけも余裕だ。桃姫に語り掛けるチヒロ、自分の剣を振りかざす。桃姫は持っているアザラシを抱きかかえながら魔法を唱える。
「ホーリーアロー!」
持っているアザラシの目が光り、アザラシの口から光った矢が発射され
モンスターにダメージを与える。6体チリとなって消えて行く。
「ライトニングブラスト!!」
チヒロの剣から雷が枝分かれして出てくる、モンスター8体がチリとなって消えて行く。
「ファイヤーブラスト!」
剣の先端から炎の柱が渦巻き状で出現。
モンスター8体を倒すと同時にチヒロの背後に自分の剣と同じ剣が浮かんだ。パラディンの職業はスキルで攻撃した場合、攻撃した数だけ、背後に自分の剣が浮かぶ仕様になっている。ちなみに初回の詠唱魔法+ブラストだけ浮かばず、2回目の詠唱魔法+ブラストで剣が出現する。
そして、自分の剣と背後に浮かぶ剣で攻撃が可能になるのだ。自分の剣の最大出現数は5個だ。
桃姫はホーリーアローを2回使用した。
モンスターを12体倒す。
ヴァンチールにモンスターの一体が近づく、攻撃を加えようとするが
桃姫がその近づいて来るモンスターに対して魔法をしようする構えをした
「マジックガード!」
とたんに攻撃をしようとしたモンスターが弾かれる。
再びチヒロはライトニングブラストを使用するつもりだ。
「くらえ!ライトニングブラスト!」
チヒロの背後に剣が1本浮かび合計2個浮かんだ。
チヒロがその剣に命令を出す。
「行け!ライトニングブラスト!」
命令が出されたチヒロの背後に浮かぶ剣2本は少し先にいるモンスター達に向かって飛んで行く、飛んで攻撃を加える場合は1本に付き3体まで攻撃可能なのだ。
飛んで行った剣は切っ先から雷を派出し5体のモンスターを攻撃した。
しばらく戦闘した後、桃姫は最後の残っている20体ほどのモンスターに対して
「ホーリージェネシス!」
モンスターの真上から聖なる光が降り注ぐ。
20体のモンスターはチリとなって消えて行った。
二人は周りのモンスターを殲滅した後、ヴァンチールに近づくチヒロが笑顔で話しかける。
「さぁ、行こっか」
通常ブラスト
攻撃時自分の肩から光の羽が出現。
剣先からの聖なる剣で相手を攻撃する。
ファイヤー、ライトニング、ブリザード、ホーリー、ストーム
~ブラストでこれらの魔法を行使できる
これらの魔法攻撃を使用時2回目で術者の背後に剣が1本出現
以降5本まで攻撃するたびに出現が可能。
8体までを攻撃可能。
1本1本剣を飛ばして攻撃することが可能。
飛ばして攻撃を行う場合1本の攻撃対象減少、対象3体
5本まとめて攻撃をする場合、~MAX 使用可能
5本が敵対者に1体に一斉攻撃する。同時に魔法を行使する。
MPの1割を使用する。
剣の出現時間あり、攻撃しないときは時間制限によって消滅。
また自身でスキルオフも可能