1 目覚め
読み専が高じて、自分の読みたいを書いてみました。所謂ご都合主義です。お目汚しで失礼します。
可愛いキャラ発見。布地売り場で大量に抱えてウロウロしていると、当時小学2年生の娘が一言。『お母さん、パパに言い付けるよ!』
大量に積まれた布地やビーズのケースを眺めて、昔買った当時の事を苦笑しながら思い出し、さて、どうしようかな。と手を伸ばした処でズンッと突き上げる揺れが来ました。天井近く迄積み上がった手芸材料や本等に押し潰され、痛みと気持ち悪さに飲み込まれながら考えたのは、これらの始末もせずに死んだら娘に合わせる顔が無い。でした。
『ケイさん、起きて下さいな。』優しい声が聞こえて、目を開けると、光輝く美女が微笑んで居ました。『宝くじの高額当選を叶えて挙げられ無かった代わりに、私の友人の世界に転生させてあげましょう。あの地震で家は倒壊してしまったので、ケイさんの持ち物は全部インベントリに仕舞えましたよ。鑑定や、魔法も使えるようにカスタマイズしましたし、きっかけが有れば思い出せるように、条件付きで記憶も残しておきます。では、楽しんで下さいね。』立て板に水の如く話すと、にっこり笑って私に光を浴びせてくれました。
目を開けるとベットに寝かされて居ました。周りの話し声から分かったのは、3歳の誕生日のお祝いの帰りに寄った公園で池に落ち、ずぶ濡れになったせいで風邪を引き、高熱を出して寝込んでいた。という事でした。前世の記憶を思い出すきっかけが高熱⁉︎と考えたものの、コレは秘匿事項ですねと思い、また寝てしまいました。
アレから1か月が過ぎ、体調も戻りました。記憶の擦り合わせをした結果、運動神経が乏しい系とわかり、インドアに邁進しよう。と決めました。せっかく女神様から頂いたインベントリとスキルなのだから、活用して楽しい人生、スローライフを送るぞ!と内心密かに決意しました(笑)
『リルル、お土産を買って来てあげたよ。』30cm位の人形を抱いたお父さんが、お母さんと一緒に来ました。『おかえりなしゃい。お人形さんでしゅ。嬉しいでしゅ。』私は読んでいた絵本を机の上に置き、二人の元に走って…転びました。お母さんが受け止めてくれたので大丈夫でしたけどね。まだ3歳だし、頭、大きいし!でも、何処に遊びに行った、私の運動神経‼︎(泣)
お父さんに抱っこされて絵本の続きを読んでいると、お兄ちゃんが学校から帰って来ました。4歳上のお兄ちゃんは文武両道な上、とても優しくて最高なんです。当然、私はブラコンですが、なにか。因みに、お兄ちゃんへのお土産は植物図鑑だったそうで、後で一緒に読んでくれるって約束してくれました。で、お勉強が終わった頃を見計らってこっそり覗きに行くと『先に見てる?』と聞かれましたが、待っていますとも。私は気配りの出来る3歳なんです!(笑) とても綺麗な挿し絵で、説明を読んでもらいながら、この家族に生まれて来て良かった。と、しみじみ思いました。
さて、記憶を思い出したものの、スローライフ希望な私は、気配察知や隠密のスキルをゲットして、表向きは極普通の幼児期を過ごし、やっと、お兄ちゃんと一緒の学校に入学しました。文字が読めるのは家族が読み聞かせをしてくれたから。を強調して、計算が得意なのは、お店の手伝いで覚えた!と説明すると、凄いね。で終わりましたよ(笑) 運動が苦手過ぎで、暇さえあれば本に齧り付いていたのも良かったみたい。ダメな処が大きいから、せっかく頭良くてもね〜って事らしいです。何だかね。ま、平和が一番だから私は気にしませんけどね。
私の住むザキュの街は海に面した港街で、我が家は支店を持つ商店をしています。大店って事ね。お母さんは服と雑貨のお店の一角で、端切れを使ってキルトを作る教室を開いています。私がお手伝いをするのもこのお店です。実は5歳の洗礼式の時に技巧の神様⁉︎の祝福を受けたので、創造魔法の遣い手と言う称号を持っているので、この力を使った事にして、インベントリからビーズを出して手芸品を作ってます。勿論、祝福も称号も家族だけの秘密です。何故かというと、女神様が遣らかした技巧神様の代わりに。と、神父様に忘却を掛けてくれたので、街長は勿論、領主様や国への報告もされずに済んだのです。女神様には感謝の御礼にインベントリから出したキラキラビーズと半輝石で作ったティアラを差し上げました。技巧神様にはブレスレットをお土産?に渡してもらい、騒がれる事も無く帰宅したのは良い思い出です。
行き当たりばったりです。自己満の連続が続くと思います。何処かに辿り着く事を祈ってます。