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ドルマヌス① readyゴー・スト


私は客観的にみれば彼が一番男らしく王にむいていると思う。

ただ女の趣味が悪いというか、ドルマヌスを周りを取り囲むのは人型ですらなく霞のようになっている。


それが本当に彼には人間の女に見えているのかも怪しい。

人がいないから仕方がないか―――


「そんなに見てどうしたオレが気になるか?」


彼は柔らかそうにうねる山吹色の髪をクシャりとする。

こちらを見てため息をついている。


「頭でも痛いのですか?」

「あーだめだ!やっぱ堅苦しいのは馴れない。普通に話せよ」


偉そうな奴かと思えば急に砕けてきた。


「じゃあドルマヌスって呼ぶわよ?」

「ああ、好きにしろよ」


―――最初は偉そうで少し嫌だと思っていたが、案外いい奴かもしれない。

なんて、まだ信頼するのは早いわ。


「というかなんでオレを選んだ?」


これは意外なことを聞かれた。彼は自分が王になると豪語していたからだ。


「いかにも豪族の王のような感じですから」

「冗談じゃねぇ……王になるわけにはいかないからお前が引くようにしてたんだぜ」


他に比べたら幽霊女ハーレムなど大して引く要素ではないような?

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