story 1
この現代には、インターネットが当たり前に使われています。
私達、若者はスマホやパソコン、タブレットなどがないと暮らしていけないし、何もやっていけない。昔のことはあまり分からないし、考えたこともなければ、今をただ楽しめればいいので、そんな学生時代を送りたいと思っています。
でも、なんでも上手くはいかないよね……?
とある日の朝、私は、自宅のベッドに寝転んでいました。
私は、みく
どこにでもいる大学生です。
毎日、朝8時に投稿される大好きなタレントのブログ更新が楽しみで、寝不足なのはわかっているけれども、頑張って起きてました。
ふと目を閉じかけた時、スマホの通知音が鳴りました。
「あっ、待ってました!」
急いでベットの横にあるスマホを手に取り、確認しました。
「えっと、、、ブログ更新じゃなかったんだ……」
がっかりな気持ちが出てしまい、今日はどうしたんだろう?と心配になり画面を閉じようとすると、見たことあるようなメッセージアプリが表示されていました。
「全然思い出せないけど、アプリがアップデートされたのかな?とりあえず入ってみよう!」
興味本位でクリックした先には、いつも利用しているメッセージアプリが開きました。
アプリ名は、『いまメモ』と言って、
若者の間で流行っているので、私も勢いで入れたんです。
まさかこの時から何かが狂い始めているとはまだ知りませんでした。
「今日も仕事が終わったから2人に連絡しよう!」
テレワーク終わりのいつも通りの夕方、
来週の名古屋旅の連絡をしようとスマホを取り出し、文章をひたすらに考えていました。
「『急に行けなくなってごめんね。
とりあえず名古屋駅に集合して、その後に
行き先についてはまた連絡するね。れなより』っと
これで私のミステリーな謎解きの完成だ!」
ノリノリな気分でいつも使っている『いまメモ』を起動すると、いつの間にかグループに参加していました。
「えっ?グループに追加される機能ってあったっけ?まぁ、特に問題ないからいっか。」
今日もいつも通り、仕事終わりにステージの動画を見返していました。
「今日のステージはターンが上手く出来てなくて、MCが『今日もゆいりんのステージ見てくれて〜ありがとんかつ〜』とか言っててかかなりボロボロだから、自宅に帰ってから自主練かな?重点的に頑張るぞー!」
ステージも日常も全て上手くいくはずないよね……
そう考えながら『いまメモ』を開くといつの間にかグループに招待されていました。
「なかなか自分からグループに入るのは抵抗があるから、招待してもらった方が良いかもね?」
『いつメモ』とは、今日起きたことなどを気軽にメモ出来るメッセージアプリです。
メモ機能や、好きなことなどを設定して気軽に楽しむことができ、グループチャットやブログなど、気軽に交流を楽しむことが出来ます。
ちなみに、名前と個人情報を聞き出すことと、出会い目的での使用は禁止されています。
その日の夜、なぜブログが更新されなかったのかを考えすぎて、夜中に目が覚めてしまい、窓の外を覗くと、星空が広がり、流れ星が駆け抜けるのを見かけました。
いつもの光景に大きく深呼吸をして、再び寝ようとしてもなかなか寝れませんでした。
朝を迎えて目覚ましが鳴り響いた時、
もう朝を迎えてしまったのかと思って
スマホを置いた辺りに手を伸ばすとそこにあったのは、目覚まし時計でした。
「えっ、私こんなところに置いたっけ?
そもそも目覚まし時計なんて持っていないよね?」
とりあえず、目覚ましを止めて立ち上がりました。
「スマホどこに置いたっけ?全然覚えてないや。」
そうぶつぶつ唱えながらとにかく探し続けた。
目が覚めて周りを見てみると、デスクの上で寝落ちしており、からだがとても痛いです。
「昨日、予定を本気で考えすぎだったかな?
全然、途中からの記憶がないや。」
机の上に目が行き、昨日、パソコンに予定をしっかり書いていたからあったはずなのになぜかなく、その代わりにどこか懐かしさを感じるノートと鉛筆、シャープペンシルが置いてありました。
「私、アナログで書いていたわけじゃないんだけどね?」
気がつけば、ホテルのベッドの上で寝ていました。
「昨日、仕事終わった後、どうやってホテルまで帰ったんだろう?」
頭を抱えながら、鏡を見つめると『えっ?』となり、ベット近くの戻るとスマホではなく、ガラゲーの通知音が鳴りました。
『えっと、、、なになに『あなた達は、今回選ばれました。おめでとうございます。もうお気づきだと思いますが、普段と変わったものにビックリされているかと思います』
「もしかして、何か仕掛けてるのかな?」
『あなたの身近なものからヒントを得て、大切なものを取り戻せないと、何も変わりません。
さぁ、大切なものを探す旅へ行ってらっしゃい』
読み終わった後、あまりにも普段見ない脅迫状?に驚きつつ、とりあえず携帯を閉じました。
私も、長いメッセージを読み終えて、謎が残る中、机の横にあるカバンの中を開けると、一眼レフを入れていた所からデジタルカメラが出てきて、そのヒモにはどこかのロッカーの鍵らしきものが結ばれていました。
「カメラにはまだ何も写真がないし、このロッカーはどこのものかも分からないし、何がなんだか分からないんだよね!もし、今までの写真が無くなったら思い出が無くなりそうでとっても怖いな」
とりあえず旅?とか線路?とかが書かれていたので、念のため、旅の支度を始めました。
SMSのメッセージを読みました。
なんだか不思議なことが目の前で起こっていて、なにがなんだか分かりませんが、携帯電話の機能やメッセージを全て確認しました。
先ほどのマスターと書かれた方からのメッセージと真っ白な画像が1枚、どこかで見覚えのあるようなカラー写真が1枚と、電話番号が1つ登録されていました。
番号はよくある000からはじまるものなので、本当に使えるかを確認するためにかけてみました。
何度かコールが続いたあとに繋がりました。
「もしもし…誰か聞こえているのであれば返事してください」
「…聞こえてます」
「聞こえています」
えっ?この電話って1人宛じゃないんだと気がつきました。
とある女性が、こう言いました。
「確か……SMSが使えると思うので、送ってみますね。ひとつだけ約束してください。絶対に読み上げないでくださいね」
通話はそのまま繋ぎ、すぐにメッセージが届きました。
『私の方でグループ作りますね』と書かれており、読み終わってすぐに、別の女性が話しはじめました。
「…いきなりで申し訳ないのですが、なんて呼べば良いですか?……って言っても言いづらいですよね?私は、れなです」
「私は、ゆいりです」
「私は、みくです。いきなりかけてしまい申し訳ございません」
そう言うとれなさんという女性が続けて語りました。
「この場にいる全員が同じことを思っていると思います。私も分からないことだらけですが、1人で解決できないこともあるので、自己紹介や現在の状況などをグループで共有して頂けると幸いです」
「ありがとうございます。後ほどお送りしますね。」
「私も後ほど送ります。」
そう話すと3人は同時に電話を切り、それぞれメッセージを入力し始めました。
「私はゆいりと言います。今は、関西のアイドルグループ『ユリカ』というグループのメンバーとして活動しています。2人ツインユニットで相方は、ボーカルコンテストきっかけでソロで有名になったのですが、私は、人気はなくて、このまま続けて良いのかなって思ってます」
「先ほどから仕切ってしまってすみません。
私はれなです。東京在住で、会社員として働きながら、休日はさまざまな写真を撮るために
基本どこかに出かけてます。ここ1年で旅行仲間が出来てもともと撮り鉄だったのですが、
人も入った写真をよく撮ってます」
「私で最後ですよね?私は、みくです。
もともと旅行好きってわけじゃないですが、おばあちゃんがいろんな所を見た方が良いよって言ってくれて、今回、全ての旅の準備をしてくれたんです。今いるのが、いつもの場所ではなくて、とても戸惑ってます」
文字を送信した後、焦ってキャリーバックに荷物をまとめました。
おばあちゃん家を出発直前に、SMSにメッセージが届きました。
「もしかして……いまメモってアプリ使ってますか?」
「私も今、確認したら入ってました」
急いで携帯を確認すると、いまメモのアイコンがあり、入ってみるといつもと同じホームが現れました。
ホームには、【重要なお知らせ】というメッセージが届いていました。
急いで確認すると……
これは、現実なのかそうではないのか分からなくなってしまいました。
そういえば……と思い、SMSのグループにメッセージを送信すると、なぜか『いまメモ』の通知音が鳴り、グループにメッセージが投稿されていました。
私が送ったのは、私、ガラゲーなんですけれども、皆さんは同じような状況ですかというメッセージです。
すぐに、2人からの写真が複数枚送られてきました。
確かに皆さん、同じタイプの携帯電話の色違いだ思うのですが……
れなさんは水色、ゆいさんは黄色で、私はピンク。
これは、どのような意味があるのだろうと思いながら駅へと向かいました。
なぜかおばあちゃんはおらず挨拶も出来なかったから、メッセージを送ろうと思ったけれども……連絡先が分からない。どうしようと思い携帯のメモ機能に、おばあちゃんに連絡すると登録しておきました。
自己紹介の文を送り、通知音と共にリュックサックに荷物をまとめはじめた。
これは、おそらくどこかに出かけることになるのかな?と思い、ガサガサしながら、携帯電話のメッセージを読みました。
今、この空間が現実なのか分からないけれども、3人とも近くにいなさそうなので、直接会って作戦を立てたりするのは難しいなと思いながらも、1つの場所を目指すのか?それぞれの場所に意味があるのかは、わからないけれども
、今の状況は良くないことは事実だと受け止めて、部屋を出ました。
みんなの自己紹介を見ました。これは、何か仕組まれているのか?おそらくどこかに行って何かを見つけて、止めないと良くないことが起きるのではと、ミステリー小説に出てきそうな展開ばかりが思い浮かびます。
「こんなワクワクした気持ちって、何年ぶりだろう……?」
だめだ、良くないことを考えても何も進まないので、慣れた手つきで荷物をまとめ部屋を出ようとすると、机の上に、1通の手紙が置いてあ
中を開けて読んでみると、
「どれどれ、『あなたはひたすらまっすぐに進みなさい』えっ、どう言うこと?」
そのままの受け取り方で良いかもしれませんが、とりあえず2人に共有しようと写真を撮って、いまメモに送りました。
メッセージが届いたことに気がついて、
えっ、手紙?と思いながられなさん宛に
「家出る前に、ポストなどを確認した方が良いかもしれません」と送りました。
私も見ましたが、何も入ってなくて、
手紙だけが全てじゃないのかも?と、他の場所も探してみることにしました。
れなさんとゆいりさんのメッセージを読んで、
ポストを見るためにに、一度おばあちゃんの家まで戻り、確認すると、何もなくて、少し歩いたところにある掲示板にゆいりさんへと書かれた封筒が留められていたのを見つけました。
「ゆいりさん宛の手紙を見つけました!」
とメッセージを送り、許諾を得てから、
写真を撮って、お送りしました。
手にとって封筒を開けると、1枚の手紙が入っていました。
「『夜明けに見えるもの、星降る場所にあるものをお届けする』って書いてあります」
そう送ってから、再び駅に向かいました。
みんなは暗号文が届いているのに、どうして私は見つからないのだろう?
そう考えながら、駅に向かっていました。
突然、携帯のメッセージ音がなり、なんだろうとファイルを開けると、個別メッセージにこう書かれていました。
『誰かと君が交わる場所、そこに何かがある』
とりあえず、2人宛に、私は個別のメールで届いたと送りました。
「個別にメールが届いているのですが、
お二人は来てますか?」
「私は、何も届いてないです」
「私も、来てないです」
送り終えたあと、駅に到着し、カバンの中から乗り放題きっぷがなぜか入っていたので、取り出して、改札機に入れると通ることが出来ました。
「乗り放題きっぷって購入した記憶なんだけどな……?」
謎は解決しないままですが、とりあえずホームに向かうと、待っていたのは…
懐かしの車両が止まっていました。
「これは、115系だよね!なんでこんなところを走っているのだろう?」
写真、写真と思い、いつもの場所に手を伸ばすと……カメラいつものじゃなかったんだ。
不思議そうに見つめながらフィルムカメラで写真を何枚か撮り、興奮しながら列車に乗り込みした。
「フィルムカメラって、現像しないといけないんだよね?……使ったことないからカメラ店に持っていけば良いのかな?」
駅までは約20分、スーツケースと共に歩くのはとっても大変だけど、あの時よりは体が軽くて動きやすいからいつもよりも早足で歩けそうです……こんな私でも若い皆さんの力になりたい。その想いだけが原動力となり、駅に向かいました。
何かを思い出したように、ふと立ち止まって文を読み返してみました。
「まっすぐって、歩くことだけじゃないのかもしれないな?」
そう呟きながら駅に到着すると、なぜか駅のホームにSLが停まっていました。
「これって……十数年前のあのSLのような気がする……」
鉄道好きじゃない私でも知っているほど有名なこの車両、テレビで見ただけなのか乗ったことがあるのかも思い出せませんでした。
ドアには運転見合わせ中との紙が貼られており、おそらく動かないのかな?どうしようと戸惑っていた時、駅前にバスがやってきてすぐに出発するみたいなので、駆け込んで乗車しました。
私は、ともかくまっすぐ進むことにしました。
手紙があった場所から歩いて、いつもバス停がある道へ出ました。見えたものは車ではなく、路面電車が音を鳴らしながら走っ去りました。
「ここって、本当に何年前かにタイムスリップしてしまったのかな?」
不安になりながら、路面電車の停留所を見つけ、乗り込むことにしました。
バスに乗ってから、誰もいない車内で手紙と一緒に置かれていた日本地図を広げながら考え込んでいました。
「今、私が北海道の東側にいるから、札幌方面に向かえば良いのかな?畑風景が凄すぎて、この部分は変わってないのかは分からないな?」
地図なんて何年ぶりだろう……?
昔読んでいた記憶が残っていて、本当に良かった。
地図を広げたまま、窓の外を流れる景色を、ずっと眺めていました。
路面電車は、車とすれ違わない道を走り続け、車内の乗客は私1人、窓際に座っていました。
乗車してから随分時間が経過したけれども、
進んでいるような、いないような、不思議な感覚。
そういえばと思いカバンの中をガサガサすると、1枚のチケットが出てきました。
乗り放題きっぷと書かれており、日本全国の公共交通機関で使用可能と書かれていました。
これは、どこまで行くことになるのだろうと思い、窓の外を見つめると、乗っていた路面電車が急ブレーキをかけて止まり、急に電車の前に車が飛び出し、路面電車と衝突。
車から火がではじめました。
パニックになった私は、列車を降りて逃げることを考え、外に出ました。
周りには誰1人もいなくて、どうすれば良いのかも分からず、落ち着くことは出来ませんでした。
もしかして、運転手の方を見かけていないし、もしかしたら無人運転だったのかもと思うと、私たち3人以外しかいない世界なのかもしれないと思いました。
不安になりながらも、振り返らずに、ひたすら遠くへ逃げてから、2人宛にいまメモでメッセージを送りました。
「路面電車の前の車が爆発して、遠くに逃げてる!」
「大好きな列車に乗って旅が出来るって、夢みたい」
ついつい心の声が出てしまいました。
浮かれていたらダメだ。
ともかくメッセージをもう一度読んでみよう!
もしかして、これって…
みくさんが……?
これってもしかして……
メッセージを入力し、
送信しようとしたその時、
急に列車が急停車して大きな音を立てて止まりました。
窓の外を見ると、カーブの場所に停まったので
前の車両が、はっきり見えます。
よく見てみると、火をあげながら火花が飛びはじめていました。
「これって……焦ったらダメだ!私がいる車両からは離れてるし、とりあえず落ち着いて」
私は、1番後ろの車両に乗っており、燃えているのは1番前の車両で、距離もあるし、誰もいないのは偶然かもしれないけれども、何か仕掛けられているようであれば、直接被害が出るようにしてくるかもしれない。
悪いことばかり考え、落ち着くことが出来ませんが、列車から降り、逃げられるところまで逃げてメッセージを送りました。
「列車が爆発して、私は被害は無かったけど
今後、何かを仕掛けられてる可能性は高いから気をつけて!」
2人からのメッセージを見ました。
私にも何か起こるような気がして、不安になり、体が震えてきました。
どうしたら良いのだろう?
バスは無事に終点まで到着して降りました。
すると空から1枚の紙が舞いながら降りてきた。
中を確認すると
「まっすぐ進むことに意味がある」
と書かれていた。
よく分かりませんでしたが、写真と共にメッセージを送りました。
本気で逃げることだけに必死になり、息切れしていました。
少し落ち着いてから、2人からのメッセージを見ました。
「れなさんも大変なことに…
もしかするとまた何かあるかもしれないから、移動の時には気をつけないといけないね」
なんとか逃げることが出来てよかった。
それだけが唯一の救いだと思いました。
そしてもう一つ、【重要なお願い】というタイトルのメッセージを見ました。
「これって……」
この時点で、私だけしか知らない何かを背負うことになるとは、思っていませんでした。
手紙に目を通した後、目の前には、東京駅の駅舎がたっていました。
「私、北海道にいたはずだよね……?」
何が起こっているのかは分かりませんでしたが、いつも見る景色とあまり変わらないので、どうにかなるかと思い、改札口を通り抜け、看板に見慣れない文字が書かれていました。
「リニア?……これって、あのリニア?」
信じられない気持ちを抑えながらホームに進むと、乗り場らしき場所が見えました。
「おそらく私のメッセージと関係はなさそうだけど、乗りたいから乗るのはありかな?
でも、全然違う世界に飛ばされるとか笑えない話もあるかもしれないから、一旦落ち着こう」
私は戸惑いながらも、リニアのりばへと向かいました。
列車から降りた後、別の電車を見かけたので乗り換えて、また電車に揺られていました。
「こんな場所に、別路線なんてあったっけ?」
地図を再度確認してみると、この列車、途中からまっすぐ行かないことに気がつきましたが、
他の選択肢がないので、とりあえず終点まで乗ってみよう。
電車は大きく右にカーブしました。
リニア乗り場は、よく見る新幹線ののりばとは異なっていました。
トンネルの中に駅があり、遠くから音が聞こえてやってきたのは…
まさかのモノレールでした。
「あれっ、ここってリニアだよね?」
なんでもありなこの世界、本当に私たちが生きているあの世界で間違えないのかな?
リニアという名のモノレールに乗車しました。
路面電車の線路沿いを歩いていると、バス停が見えて、タイミングよく来たバスに乗りました。
次こそは、何が起きるのか、不安だけれども
そんな気持ちじゃ何も変わらないという思いを抱き、進みました。
その時、いまメモのグループチャットにメッセージが届きました。
『目的地はすぐそこだよ』
何かに導かれるようにして辿り着いたのは……
大きな橋の下のバス停でした。
あまり訪れなさそうなところだけれども、少し前に通りがかったような気がします。
リニアという名のモノレールの終着駅に着きました。
改札口を出ると、そこには、富士山が目の前一面に広がっていました。
来たことはないけど何か懐かしさを感じる。
どうしてだろう?頂上までは歩いていけそうなので行ってみることにしました。
バスを降りると、海岸の向こうに海が見えています。
知らないところに来てしまったけれども、とても綺麗な場所だなと思うことと、何かに気がつきました。
少し歩いて海岸に辿り着くと、砂浜にとある言葉が刻まれているのを見つけました。
山頂まではいつもより軽く感じるからだで歩いて、たどり着くことができました。
とても遠く感じたけれども、富士山と山々を見ることが出来たので、満足しています。
写真を撮ろうと、ガラゲーを開くと、1枚の写真がフォルダに追加されていることに気がつき、
その中に、とある文字が入っていました。
近くに見えた高いビル内の、階段を駆け上がると、高速道路上のバス乗り場へ辿り着きました。
安心を感じたからか、一気に疲れがやってきました。
カバンから取り出したフィルムカメラに何か書いてあることに気がつきました。
砂浜に書かれた文字を、少しでも早く2人に伝えたくて、いまメモアプリから、電話をかけてみました。
何回かコール音が鳴り響いた後、繋がりました。
「いきなり電話をかけてすみません。今、大丈夫ですか?」
「私もちょうどかけようと思ってました」
「なんだかお二人と話したくて、私も思ってました」
「ありがとうございます。
あくまで推測なんですけれども……
私たちが今見ている文字は同じものではないのかな?と思います。懐かしさを感じているかもしれないですし、初めて訪れる場所かもしれませ。いつか……3人でまた会える日が来ますように……」
「せーの」
『思い出はいつか蘇るよ』」
白い光に包まれて3人の姿が一瞬だけ見えました。
気がつくと自宅のベッドの上で座っていました。
周りを見渡すと、液晶テレビにスマートフォンがあり、スマホのロックを解除し、いつメモを確認すると、いつものメッセージとともに『第◯回いつメモ』というタイトルのグループが残っていました。
「あの日のことは、本当だったのかもしれない……」
とスマートフォンを机に置きました。
白い光が晴れると一眼レフを持って鉄道博物館の115系前に立っていました。
なぜここにいるのかは、分からないけれども、カメラが戻っているということは戻れたのかなと思い、スマートフォンでいつメモを開き、ブログを投稿しました。
私は、気がつけば、1人砂浜に立っていました。
よく見ると文字が書かれている場所に、
スマートフォンが置いてあり、
手に取るのと同時に通知が届きました。
いまメモの通知音でした。
メッセージを開くと、3人のグループチャットに、携帯電話で送ったメッセージと、新着メッセージが届いていました。
『いつの日かどこかで、きっといつか会えるよ』
私は、海を背に向けて街中へと歩き出しました。
とある世界の片隅で、フードを被った人が
パソコンを見つめていました。
「次そこは、きっと……」
画面に不適な笑みが浮かんでいました。




