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マジカル・トランス・ファンタジア~異世界で魔法少女爆誕しました~  作者: 黒船雷光


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第一話:テンプレ転生のはずが…女神のギフトと魔法少女

 僕の名前は天野 悠真(あまの・ゆうま)


 全てがテンプレの異世界転生先…のどかに広がる空気がきれいな山村にボーぜんと立っている。

「えっと…僕は過労死でも交通事故でも、ましてや通り魔に刺されてもいないけど」

 通勤中に電車に乗って…気が付いたら女神の前に立っていた。


「まあまあ…ずいぶんと無欲な方がいらっしゃいましたね」

 そういう女神も「私が女神です」という白い薄い生地でゆるく巻いたローブ、背には大きな翼が付き、頭の上にはご丁寧に天使の輪もある。胸元は大胆に開いて立派な果実は零れ落ちそうにフルフル震えている。

 美しい顔立ちにウェーブの掛かった輝く金髪。


 申し訳ないが大胆な胸元から目が離せない…健全な男子なら大体そうだと思う。

「こほん」と咳払いが聞こえるのでちょっとだけ身を正し

「ええと、コレっていわゆる…アレですよね?」と分かってますよ的な聞き方をする。

「そうです、話が早くて助かります。では能力を一つ授けましょう」

「なんか…面倒なのは嫌なので」

「そういうあなたが面倒ですね…あら、あなたは子供のころ好きだったものがありますね?それにしましょう!」

「え?子供の頃?なんかありましたっけ?」

「あなたは魔法少女がすきですね?」

「え?それって…」

「はい、頑張ってください!」

「いや、その…」


 白い眩い光に包まれ…気が付くと、これまた分かりやすいテンプレナーロッパ封田舎に立っていた。

 僕は…どうみてもサラリーマンのスーツ姿のまま。

 手にはビジネスカバン…と「うおぃ!」と思わず声を上げてしまったが、カバンを持つ左手と反対の右手には、ピンクのガラガラみたいな派手な玩具っぽいステッキを持っていた。先にはハートの宝石が付いている。


「僕がこの世界で魔法少女として戦い、魔王を倒して平和を築くということか?」と独り言をつぶやいて我ながらキモイと思った。TSモノなのか?そうなのか?!!…いやでもなー今僕男だし…ええ…困ったな……。


 ともかく村の中を散策する。小麦畑が広がり収穫前の穂は実り多き重さのために頭を垂れて風に吹かれて陽光を反射してキラキラと金色の海原を体現していて美しい。

 川が流れ、その水音が耳に心地よい。


 空気は乾燥しすぎず湿気も強くなく空は抜けるように青く、日光は強いが暑すぎることもない。

「こりゃ…何もなければただ過ごす分には快適な世界だな…」


 ガサリ


「少しばかりも…のどかな雰囲気を楽しんでばかりはいられない…と」


 現れたのは、棍棒で武装した、だが貧相な緑色の肌をしたゴブリンだった。

「チュートリアルって感じなのだろうかね…ちょっと嫌な感じだけど、僕もいきなり死ぬわけにはいかないしね…変身するしかあるまい!」


 おもむろに、手に持っていたステッキをかざす。

 ビクっと反応するゴブリン。

 何も起きない。


「ええっと…なんか呪文とかあるんか?」さすがに焦る。


「キエエ!」

「ひえええ!」


 振り下ろされる棍棒にステッキをとっさにかざす


 カッキーン


 目の前にバリヤの様な壁がステッキを中心にひろがり、ゴブリンは大きく弾かれて後ろに倒れた。

 どうなってるんだ?いや、ステッキの能力は何がメインなのか?変身じゃないのか?!

 今更慌ててステッキを調べる。


 よーく見ると、ガラガラっぽい少し太くなっているヶ所の文様はピンクで見づらいが、文字だった。

「説明書かよ!読みづらいよ!」と思わずツッコむ。


 転んでうめいているゴブリンが起き上がる前に、説明書を読む。

「ナニナニ?使用する際には、宝石を90度捻って展開し…」


「ウギュギュ」起き上がるゴブリンが怖い顔をして起き上がる。


「ウッシャー!」

「マジカル・トランス・チェンジャラス!」


 カッ!!


 光る眩い光線が周囲を包む。


 七色の光、眩しい中にハートや星の粒子が飛び交うその粒子が手足に絡む。


 身に着けていた衣装が光って消え失せる。

 続いて体全身を包む。


 髪の毛が一気に伸びる。

 貧相だった胸が大きくそこに果実が身に着く。

 腹部がクビレる。

 腰が末広がりに広がる。


 ちゃんと透過光で体のラインは見えるが大切な部分は見えない。


 その美しいシルエットにリボンの様な美しい帯が纏わりつき。

 スカートにフリルにブーツに変化する。


 ピカーッ!


 光が四散すると、その中にロリータメイドファッションの美しい美少女が立っていた。


「ん?!!」

 美少女…が僕の前に立っていて、僕は何も変わっていないぞ?…あれ?


「……こ、これが私?!」ボリューミーな美しいポニーテイルは

 光り輝くほどの艶を持つ明るい緑色。後頭部でまとめるりぼんには

 美しいティアラ。ラメのように光る緑と白のフリルが美しいロリータ風

 フリル一杯のスカートは華やかな花が開いたように外に向かって広がり

 すらりと伸びる脚は健康美に映え、ブーツは白を基調にしたりぼんと宝石で

 飾られた厚底のデザイン。


 輝く瞳、長いまつげ、透き通るような美しく瑞々しい唇。


 先ほどの…目の前に立って可愛いポーズを取ってこっちを見ている美少女は…

「えっと…あなたは?」

「私は…えっと…ゴブリナグリーン!」

「それ今考えただろ?!」

「え?いや、ゴブリナ分かんない!」ぬおーなんか超ムカつくけど超かわいいから許す!

 っていうか何なのだ!!この状況!


「それで……いったいどうなるんだよ?!つまりゴブリンを魔法少女にしちゃったじゃないか?!」

 僕はどう対応していいのか分からず、パニックになりかける、そりゃゴブリンがいた場所に代わりに美少女が立っていれば…変身したのは…そういうことだ。


「嗚呼、私を…こんな……」

 その可愛い美少女はニッコニコで自分の姿を見ている。

 そして僕を見て言った「ありがとう、マスター」

「は?えっ?」驚くオレに、抱きつく美少女。


 一緒に思わず倒れ込む僕と美少女。

「いったいどういう…」もう良く分からない。


「お見逸れいたしました…転生者様」

 後ろから声がする。

 振り向くと、村人と思われる老人が数人の男たちと立っている。

 後ろに控える村人の男たちは鍬や鋤を持っていてやや物騒だ。


「うぇ…っと…あ、あなた方は?」

「ワシは村長のジェロームと申すもの。そなたに抱き着いているその娘…元のゴブリンは厄介な存在でな…」


 僕に抱き着いているゴブリナグリーンと言った美少女はビクっと反応しつつより強くしがみ付く。

 どうすればいいのか…?村人と村長の要求も分からぬままだが、僕に…その、柔らかい胸を押し付けてしがみつく彼女の美しさ…そしてその香しい匂いに脳が痺れて思考が鈍る。


 もし、村人たちが彼女を排除しようと考えるのであれば僕はどうすべきなのか…

「無害そうな少女にしてしまうとは…全く驚きですな」

 警戒する僕と控える村人たちとはそぐわない村長の明るい対応は、ややホッとすると同時に、それでもぬぐい切れない疑惑が沸く。


 僕の取った対応は…


「か、彼女は僕のしもべになりました。危害を加えないで頂けますか?」

 村長と村人の顔は少し驚きに変化する。それは、僕の懐に抱きついたままの彼女もだ。

「うれしいです!マスターゴブリナグリーンは忠誠を誓いますわ!」

 お願いだからその胸を離して…僕も股間が危ない。


 だが、彼女の愛らしさと忠誠の宣言は、村人たちの警戒を解くのに十分だったと思われる。

 その場で殺されることは無かったが、僕たちは村の集会場に連行されることになった。


今作はベタネタお気楽作品をめざします。


やや実験作なので良ければご意見ご感想いただければ。

えっちな感じには余りする予定は無いですが、要望次第ですかね…

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