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夜空の下での子作りセックス

 医師である夫婦、優香と和人。まもなく二人は親になる。

 長年、産婦人科医である優香は、自身が妊娠しにくい体質かもしれないと悩みを抱えていた。それでも、夫婦で愛を育むことを諦めなかった。

 そして予期せぬ形で授かった新しい命は、二人の関係をさらに深く結びつけ、新しい未来を照らす光となった。

 夜空を見上げる。そこは、あの夜、ベランダでワインを飲みながら二人の愛を確かめ合った場所だ。


————————————


「キスして……エッチしよ?」

「エッチな顔してるね。今セックスしようって言ったの優香なのに、もう限界そうじゃん」

「もっと強く触って……おっぱいもしっかり揉んでちょうだい」


 そうリクエストしながら胸を揉ませると、はだけた胸元に二つの双丘がまるで柔らかさを強調するように突き出される。

 そして優しくじっくりと感触を堪能するように優しく弄られつつ、優香の乳首が摘まれる。

 少しくすぐったい感覚に加えて甘い快感を感じている優香だが、もっと感じたくて和人の下半身に手を伸ばす。

 その手つきからは優しさよりも卑猥さが見て取れてしまったからだろうか、和人もあっという間に勃起させて、その手の動きに呼応するかのように体の奥深くでじんわりと熱を感じ始めていた。


「一緒に気持ち良いところ、弄り合おうよ。和人も私の中に入りたいでしょ?」

「もちろん、そのつもりだよ」

「私、もうこんなに濡れてるの。挿れてくれてもいいから……早く入れてよ」

「じゃあ遠慮なく……」


 二人は互いの性器の一番感じる部分に触れ合うと、指の腹でそっと刺激を与え始めた。

 適度に足を開き、相手が触りやすいような角度に腰をもちあげ、無意識に快感を受け止めようとゆっくりと腰を揺らしている。

 そして挿入の時がやってくると、優香をゆっくりと仰向けにさせる。

 挿入される男根を迎え入れるかのように腰を動かしていく優香だが、その動きに呼応するように膣内も締め付けを強くしていくためか、和人も思わず声を漏らすほどだった。


「あっ、すごいっ!これ好きぃ!奥まで来てるよぉっ!」

「あッ……う、あ……挿れただけでいっちゃいそうなんだけど。てかこの感触、めちゃくちゃ気持ちいい」

「うれしい……あんっ、ゆっくりでもいいからいっぱい突いて……和人のが欲しいのっ」


 そんな優香の要望に応えるべく和人が抽送を繰り返していくうちに、一段と締め付けが強まっては挿入する度に流れ出る愛液もさらに増えていった。

 それに応えるように優香が叫び声のように高い喘ぎ声を響かせて、その甘い声色に触発されたように和人の息遣いも荒くなり、さらには腰を振るスピードも速くなっていく。


「ああッ、ソコぉっ……イイよぉ!イクッ、奥……んああぁぁ!」


 そして膣奥に肉棒が打ち付けられたその瞬間、優香はこれまでとは比べ物にならないほどの快感を覚え、思わず体を反らせた。同時に膣内部が勢いよく締まり、絶頂を迎える。

 それに呼応するかのように、膣内には大量の精液が注がれていく。優香もまた、ジョロロッとベッドに潮を吹いたのだった。


「ヤバ……出ちゃった」

「構わないよ。潮吹いちゃうくらい気持ちよかったってことでしょ?」

「もうっ!」


 恥ずかしそうにしながらも満更でもなさそうな表情の優香を見て和人は笑みを浮かべていた。

 アルコールが入り、盛り上がってしまった自分たち。

 いつの間にかベランダで全裸になっており、大声で喘ぎながら開放的なセックスを堪能していた。

 しかしこれで終わりではなかった。お互いに汗をかき始めて少し疲労感を感じた矢先に再び動き始める二人がそこには居たのである。


「まだ勃ってるんだけど、もうちょっとする?」

「えっ……うん……私もいっぱいしたい」


 こうしてお互いを求め合う行為は明け方まで続いたが、最終的には睡魔に負けて睡眠してしまったというのが正しいのだろう。

 あの時のお腹の中には、もしかするとまだ気づかぬ命が宿っていたのかもしれない。

 風が優香の髪を揺らす。お腹の子がポコッと内側から蹴ると、優香はそっとお腹に触れ、その小さな命の存在を確かめた。

 産婦人科医であったも、出産は未知の経験だ。でも怖いだけじゃない。この命に会える喜びは、夫と三人で歩む未来を明るく照らしてくれるだろう。

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