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4話 初収入で買い物へ

 冒険者協会から出ると、アリスが待っていた。「おはよう。」「あ、もういらしてたんですね。おはようございます。どうかしたんですか?」え?なにが?「どうかしたとは?」「いえ、なんだかにやけているような気がして。」アリスは顎に手を当て、考えるそぶりを見せながら言う。あ、それはたぶん俺が初めて収入を得たからだな。「あぁ、さっき協会でゴブリンの耳を買い取ってもらったんだ。」アリスはぱぁっと明るい表情になる。「そうだったんですね!昨日はゴブリン倒せてなかったしなんなら逃げ回っていたのにすごい進歩ですね!」、その一言いらないかも。たしかに昨日は逃げ回っていたし、間違ったことは言われていないけど。「それで、装備や武器は買ったんですか?」アリスに聞かれてはっとする。「えーと、、まだ何も。」「今日もゴブリン草原に討伐しに行くんですから、剣くらいは持っておいたほうがいいですよ?」、、おっしゃる通りです。「えっと、武器屋とかって、どこにえります?」恐る恐る聞く。「そんなことも知らないんですか?というか、武器もスキルもないのにどうやって戦ったんですか?」そんな畳みかけられても、「えっと、昨日ゴブリンに襲われたときにスキルを獲得したらしくて、それで昨日は戦ってレベルが少し上がってMPも増えたんだよね。」「なるほど、。因みになんて言うスキルですか?」「風刃斬りっていうんだけど。」「あー、剣士が覚える初歩的なスキルですね。私は魔法使いなので覚えていませんけど。」あ、初歩的なんだ。なんかショックというか悲しいというか。アリスさんって見かけによらず毒舌というか天然というかグサグサ刺さる言葉を多く投げつけてくるなぁ。「そうだ、武器屋に行くんでしたね。案内するのでついてきてください。」アリスは歩き出す。「、、ありがとう。」礼を言ってついていく。


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