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50話 new member

 今日はいろいろなことが起きました。まずは奴隷商の襲撃。その後私は気絶してましたがあのロイルが来ていたとか。ショウさんがなぜかロイルに勝った後に苦しんでいたとか。後から聞いた話なのでよく分かりませんが、たしかルイさんがそうやって言ってましたね。「アリスー。ショウはどこに行ったのー?」お風呂から上がってきたニルティアちゃんがタオルで髪を拭きながら出てきました。ショウさんならたしか、、「マーレさんにお呼び出しを受けてましたね。」「でも遅すぎない?」まぁ、そうですね。「たしかにもう3時間経ちましたね。どこか寄り道しているのかもしれません。まぁまぁ、ニルティアちゃん。」「ん?なにー?」「ちゃんと髪を拭いてくださいね。」私はニルティアちゃんからタオルをもらい、背後に立ちました。「えへへ、だってアリス散髪屋さんみたいに上手なんだもん。アリスにやってもらった方がいいじゃん。」そう言ってくれるのは嬉しいですけど、「でも自分でもできないと困りますよ?」くぎを刺しておかないといけませんね。「、今日はいいですけど明日はちゃんとやってくださいね?」「はーい。」「もう、アリスこの会話何回目?」少し遅れてアイシャさんもお風呂からあがってきました。「えっと、よく考えてみれば毎日この流れですね。」いつからだったかな。「これで7日連続だね!」ニルティアちゃんが元気に両手をあげます。「もう、動かないでください?」だいぶ大変になるので。「はい!出来上がり!」「わーい!ありがとアリス!」「抱き着いても何も起きませんよ?」「いいのいいの!」本当に、元気な人はすごいです。それにしても、。「ショウまだ帰ってないの?」アイシャさんも同じことを思っていたようです。「はい。そうなんです。寄り道しているのではないかなとは思うんですけど。」「それにしても遅いよね。」やっぱり、何かあったんでしょうか?「探しに行きますか?」「そうだね。外に出よう。」アイシャさんの言葉で私たちは外に出ました。「それじゃあ、探そうか。」「はい。」魔方陣を展開して、周囲の魔力を感じ取る。、、、あった。「ありました。」「私も見つけた。、、あっちだね。」アイシャさんが指をさしました。でも、なんであんな裏路地に?

 とりあえずさっき感じた魔力が近づいてきました。「ねぇ、これ、、!」ニルティアちゃんが地面を指さしていますね。「これは、、。」血、ですね。「アイシャさん。」「えぇ、ショウの魔力を感じる。」ですよね。「遠くはないね。」アイシャさんはそういうと走り出してしまいました。全く、いつもはショウさんに冷たくしてますけど、いっつも早起きして一緒にみんなの朝食を(ショウさんとアイシャさんの以外は私が)作ってますもんね。角を曲がったところで座り込んで呻いているショウさんを見つけました。「ショウさん!!」

 なんだか呼ばれている気がする。「、、ショウさん!!」この声は、、アリス、か。うっすら目を開けてぼんやりと姿をとらえる。「よかった。」アイシャがアリスの後ろから出てきた。「まぁ、なんとか生きてる。」「ちょっと待っててください。」俺の横でアリスがしゃがみこんだ。「テイリアスさんほど上手ではありませんが、ハルート。」俺の腹が緑色の光で包まれる。あぁ、だんだん痛みがなくなっていく。「ありがと。」数分後に俺は立ち上がれるようになっていた。「何があったかは宿に戻ってからゆっくり聞く。」アイシャはそれだけ言って先に歩き出してしまった。、こんな状況でもこの対応、徹底しているな。

 「着きましたよ。」何事もなくアリスの肩を借りながら宿まで戻って来た。アイシャは先に戻ってマーレたちに説明してくれていたようで、みんな(マーレ、ルイ、リンフィア、ティア、テイリアス)が宿の前にいた。「ショウ、すまない。注意を怠っていた。」マーレが頭を下げる。「すみませんでした。」ルイとリンフィアも頭を下げた。「いえ、俺が勝手に裏の方に入ったのが悪いんですから頭を上げてください。」「そうかもしれませんが、こうなることは容易に予測出来ました。しかし防げませんでした。そこを謝っているのです。」マーレがさらに頭を下げた。「族長はどこに?」「衛兵と犯人を捜しています。」マーレとリンフィアが話しているのが聞こえた。まぁ、さっきの言葉は気になったから訳は聞きたいな。罰を与えたいわけじゃないし与える気もないけど。「少し休んでいてください。また進展があればこちらから伺います。」ルイとリンフィアはそう言って下がっていった。マーレも忙しいだろうから今日は帰ってもらった。「あ、じゃあお姉ちゃん、私も先に戻っとくね。」ティアはテイリアスにそう言って魔方陣を展開してどこかに行ってしまった。あれ?「テイリアスは行かないのか?」「えぇ、こんな時にどうかとは思うけれどショウにお願いがあってきたの。」俺にお願い?「なんだ?」「その、私をパーティーに加えてほしいの。」、、へ?「あ、嫌ならいいよ?もう魔法使い2人いるし、前衛もいるから間に合ってるのなら全然。」いや、絶対よくない顔してますけど。「もちろん俺はいいけど、」俺は振り向く。「みんなもいいか?」「もちろんです!」「いいに決まってるじゃん!」「うん。」それぞれ反応してくれた。アイシャは2文字だったが。「ってゆうことだ。満場一致で迎え入れるぞ。」テイリアスは明らかにうれしそうな顔をした。「ありがとう。」こうして俺のパーティーに最強格の魔法使いが加わった。

まさかの20分で書けてしまうとは。自分でも驚いています。(文字数はしっかり2000超えてますよ?)まぁ、今回最初の方を変えてみましたが、どうだったでしょうか?また教えてもらえると嬉しいです!では次の話で!!

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― 新着の感想 ―
前の話からの繋ぎ方が上手だな、と思いました。前半がアリス視点で書かれているのが個人的に結構好きです。あまり、ショウ以外の一人称視点で書かれることがないので新鮮でした。 あと、アリスとニルティア、アイシ…
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