表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

22/69

20話 そろそろ帰りたいのに、、。

 ガデルの奪還から3日経った。まだ瓦礫が少し残ってはいるが、ところどころ建物の基礎となる柱が立ち始めていた。「だいぶ早いですね。」「あぁ、そうだな。」復興作業が極端に早い気がする。「ソフィリアさんが指揮とっていろいろ指示出してるらしいよ。」アイシャが後ろから合流した。ソフィリアの指揮ってどうなってるの?めちゃ優秀じゃん。「おう!お前ら手伝うか?!」元気に丸太を担いだ男性に後ろから声を掛けられた。振り向いたらなんだか不思議な魔力を感じた。「ん?あぁ、この人ソフィリアの魔力が少し感じられるね。」アイシャが解説してくれた。「おう!今ここにいる丸太担いでるやつらと金づち持ってる奴らはソフィリアさんに身体(フィジカル)強化(エンチャント)をかけてもらったんだよ!」5人くらい丸太担いでるな。相当な魔力量だな。ソフィリアってめちゃくちゃすごい人なのでは?「ショウさん、私たちも手伝いましょうか?」アリスに言われる。「おう!兄ちゃんも手伝ってくれ!」えぇ、やりたくないっすよ。「私たちは身体(フィジカル)強化(エンチャント)で支援しておきますから。」アリスはそう言うと俺に向かって魔方陣を展開した。フッと体が軽くなった。はぁ、やるか。「やりますよ、、、。」「ありがとな!」それから俺たちは休憩をはさみながらしっかり6時間復興作業を手伝った。最後のほうはソフィリアもアイシャとアリスもMPが切れたから身体(フィジカル)強化(エンチャント)なしでやったが地獄だった。しかし、男性たちの速さが尋常じゃなくてすぐに瓦礫の撤去が終わり、門の修復も終わって商店街の建物が3割ほど復活していた。信じられない。人間じゃない。

 疲れ切った俺は冒険者協会に戻ってきた。先にアリスとアイシャが戻ってきていた。「、、早すぎだろ。」「ショウさん、お疲れ様でした。」「お疲れ。」アイシャに労いの言葉とかかけてもらったことない気がする。「二人もお疲れ。」「そんなに疲れていませんよ?スキル使ってここでずっとお茶してましたから。」アリス、それは言わなくてもいいかもしれないなぁ。俺は自然に握っていた拳の力を抜く。危ない危ない。「アリスちゃんたち手伝ってくれてありがとねー。」カウンターからソフィリアが出てくる。「あと何日か手伝って、って言いたいところだけど、ウドルフにいるクリスから早く帰ってこさせろって催促の手紙が来てるから早く帰ってあげて。」クリスさんこっわ。アリスが苦笑している。「じゃあ、帰りますか。」「うん。帰ろ。」アイシャも賛成したから俺たちは明日の朝帰ることにした。

 俺たちが冒険者協会から出たところでさっきの男性たちに声をかけられた。「おう!兄ちゃんたち帰るらしいな!手伝ってくれてありがとな!」休憩はさんでいるとはいえ6時間くらい働いてたはずなのに元気すぎるでしょ。「助けになったならよかったです!」アリスが微笑んで答えてくれた。なんかおだやかだなぁ。

 次の日の朝、俺たちはガデルの門をくぐった。見送りにはソフィリアさんや昨日の男性たちその他大勢の人たちが来てくれた。ウドルフまではここから3日か、、。一瞬で帰れたら楽なのになぁ。魔法のおかげで疲れや筋肉痛は感じていないからすぐに出発した。道中でゴブリンが数体出てきたが、瞬殺した。さすがに強くなっているな。最弱でもここまでは来れる、、ステータスは未だに全部1だけど、、。もういっそのことこのステータスでこの世界の最強になってやろうか。、、いや、、まずソフィリアに勝てる気がしないな。俺は歩きながら一人で落ち込んでいた。2人が先に行ってしまう。あぁ、おいていかないでくれ。

書き終わりましたー。ついに20話!!何話まで続くでしょうね。とりあえずだいぶ前の話に出てきたロイルたちの正体は暴かないと終われませんね。まぁ、なんか気づいたら手が動いていて勝手に書いてくれているので全く困っておりませんのでまた3日以内に更新しようと思います。では!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
今回は前回とは打って変わって、ほのぼのしている感じが良かったです。 ウドルフに帰るまでに何もないと良いのですが、、、 何はともあれ、みんなが元気そうでよかったです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ